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Date post: 04-Aug-2020
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輸出相手国の残留農薬基準値に対応した 日本茶の病害虫防除マニュアル ~煎茶(一番茶)・玉露編~ 写真提供:静岡県観光協会 平成27年8月 平成26年度農産物輸出促進のための新たな防除体系の確立・導入事業 農林水産省消費・安全局 植物防疫課 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所
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Page 1: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

輸出相手国の残留農薬基準値に対応した

日本茶の病害虫防除マニュアル

~煎茶(一番茶)・玉露編~

写真提供:静岡県観光協会

平成27年8月平成26年度農産物輸出促進のための新たな防除体系の確立・導入事業

農林水産省消費・安全局 植物防疫課国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所

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日本再興戦略(平成 25 年 6 月 14 日閣議決定)では「日本の農林水産物・食品の輸出促

進等による需要の拡大を図る。2020 年に農林水産物・食品の輸出額を、現状の約4千5百

億円から1兆円とすることを目指す。」とされており、茶は 50 億円から 150 億円に拡大す

る目標が挙げられています。しかし、茶を含め農産物を海外へ輸出するためには、輸出相

手国の残留農薬基準(MRL)への対応が求められます。各国の MRL はそれぞれの国が農薬の

使用実態等の状況を勘案して設定されており、日本では茶に対して現在約 100 種の農薬成

分が設定されています。一方、諸外国においては、茶が栽培されていないことや日本で使

用している農薬が使用されていないことなどの理由から農薬成分について MRL が未設定、

または日本と比較して著しく低く設定されていることが多くなっています。このため、日

本の MRL に対応した現状の農薬の使用のままでは、輸出が困難な場合があり、その対策が

必要となります。

本マニュアルは、農林水産省消費・安全局の調査事業として平成 26 年度に実施した「農

産物輸出促進のための新たな防除体系の確立・導入事業(茶:煎茶、玉露)」で得られた知

見や成果に基づき、主な輸出重点国の MRL に対応可能な農薬とその散布時期の調査・選定

方法、防除体系の構築方法などについて事例を交えて取りまとめたものです。

本マニュアルを使用するにあたっての留意事項

1.記載の各農薬成分の MRL は、平成 27 年 4 月 1日現在の値であり、今後変更されること

もあります。MRL については、常に最新の情報を確認してください。

2.8~10 ページに掲載の時期別使用農薬成分一覧、13~16 ページに掲載の防除体系事例

については、輸出相手国の MRL と試験で得られた減衰特性を比較して使用可能と判断し

たものです。このことから、今後も輸出相手国の MRL に対応できることを保証するもの

ではありません。

3.13~16 ページに掲載の防除体系については、得られた情報に基づく一つの事例であり、

各生産地における実際の防除体系として提唱するものではありません。本資料を参考に

各生産地の実態に合わせた防除体系を策定してください。

4.掲載した農薬成分については、残留分析を行った成分のみ記載しており、分析を実施

していない成分や分析検体数の少なかった成分は記載していません。したがって、非掲

載の農薬成分が輸出相手国の MRL に対応できないことを意味するものではありません。

5.17~21 ページに掲載の農薬成分の減衰特性については、分析結果の傾向を示したもの

です。残留値は栽培条件や加工条件によって異なることが想定されます。したがって、

特に減衰特性に基づいて選定した農薬成分については、記載条件で使用した場合でも輸

出相手国の MRL を超過するリスクを伴うことを認識ください。

-1-

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- 2 -

○茶は年に複数回の摘採時期がある。摘採時期が後半になると前茶期に散布した農薬の残留影響についても考慮する必要があるため、残留する農薬の種類及び濃度は高くなると推定される。茶葉での農薬残留実態を把握し、一番茶の輸出が可能となる防除体系を H26 年度に検討した。

○MRL:最大残留基準値(Maximum Residue Limit)。農産物中に残留する農薬の最大上限値を定めた値であり、mg/kg(ppm)で表示する。

○生産地への早期導入を図るため、現在の農薬使用を基幹とした輸出対応型の防除体系を構築することとした。農薬の選定は、輸出相手国の MRL が日本の MRL 以上の農薬を優先し、次に輸出相手国MRLは日本より低いが、実際の残留値が輸出相手国MRL以下となる可能性の高い農薬を選定した。輸出相手国の MRL への対応が困難な病害虫防除としては代替技術を検討した。これらを基にして輸出相手国の MRL に対応した年間防除体系を策定した。なお、茶の輸出重点国 MRL については、http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/zannou_kisei.htmlで公開されている。

対象とした茶種(平成26年度)

煎茶(主として一番茶)

一番茶は年の3~5回の摘採茶葉の中で最も品質が良い

一番茶は摘採前の散布薬剤種および散布量が最も少ない

→ 輸出相手国のMRLs対応が十分に可能?

玉露(一番茶のみ)

高品質茶の代表

一番茶期に摘採前の約1ヶ月間を被覆栽培(遮光栽培)

→ 薬剤の光分解が抑制されるため、煎茶とは異なった防除体系が必要?

防除体系の検討(考え方)

1.日本と輸出相手国のMRLsの比較⇒ 日本と同様に使える農薬を選定

2.茶園で使われる農薬の残留実態1) 一番茶期使用薬剤の残留程度(短期残留リスク)を

評価⇒ 対象病害虫ごとに使用可能農薬を選定

2) 二番茶期以後の使用剤は翌年一番茶への残留程度(長期残留リスク)を評価⇒ 残留リスクが低い農薬を選定

3.輸出相手国別の年間の防除体系(案)を策定

◆◆ 極力現行の防除体系を維持極力現行の防除体系を維持

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○茶に登録のある農薬で全ての輸出重点国の MRLが日本と同水準である農薬はほとんどない(例えば、チアメトキサムは米国、EU、香港の MRL は日本と同じであるが、台湾の MRL は低い)。したがって使用可能な農薬は輸出相手国によって異なってくる。

○4種の農薬が検出された玉露AはEUのMRLを全てクリアしたが、台湾のMRLを 3農薬が超過した。一方、生産地が異なり 7 種の農薬が検出された玉露 B は台湾の MRL はクリアしたが、EU の MRL を3農薬が超過した。生産地の異なる煎茶 A、B、Cでも、検出される農薬数、MRL超過の農薬数は EUと台湾で異なっていた。

「輸出茶」の残留農薬調査事例(平成25年度調査)

MRLsは各国が設定 ⇒ 同一茶でも超過状況は国により異なる

同一茶種でも栽培地域によって使用薬剤、使用時期等が違う

⇒ 検出農薬成分数及び超過農薬成分数は異なる

輸出相手国別対策の必要性

茶種残留検出薬剤総数

MRL超過薬剤数

対EU基準 対台湾基準

玉露A 4 0 3

玉露B 7 3 0

煎茶A 5 3 0

煎茶B 4 2 0

煎茶C 15 10 1

輸出相手国MRLsの比較

⇒ 全ての輸出相手国に共通で使える剤はほぼない

特定の輸出相手国に絞った対応・戦略が必要!

農薬成分名 対象病害虫日本(ppm)

USA(ppm)

EU(ppm)

香港(ppm)

台湾(ppm)

チャノキイロアザミウマ

チャノミドリヒメヨコバイ

コミカンアブラムシ、ツマグロアオカスミカメ

カンザワハダニ

チャノナガサビダニ

ビフェントリンチャノコカクモンハマキ、チャハマキ、チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、カンザワ

ハダニ、チャノホソガ、ヨモギエダシャク30 30 5 30 2

エトキサゾール カンザワハダニ 15 15 15 15 5

チャノミドリヒメヨコバイ、チャノコカクモンハマキ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガ

チャハマキ、ヨモギエダシャク、ツマグロアオカスミカメ

10フェンプロパトリン 25 2 2 2

20 1

プロパルギット 5 10 5 5 2

  ■:使用可能、■:使用困難

チアメトキサム 20 20 20

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○一番茶摘採前に使用する農薬は散布から摘採までの期間が短いことから高濃度で検出されることが想定される。したがって、輸出相手国のMRLが日本のMRL以上の農薬を選択する。この時期に防除が必要な病害虫は、カンザワハダニ、コミカンアブラムシ、ツマグロカスミカメの 3害虫だけである。なお、農薬の選定にあたっては、複数病害虫に登録があり、単剤での同時防除が可能であること、多化性の病害虫については多発時期に最も有効な農薬を使用することも念頭におく必要がある。

○米国を輸出相手国と想定した場合のコミカンアブラムシ防除のための農薬としては、MRL が日本以上の 4種が挙げられ、収穫直前(7日前)まで使用可能な農薬は、3剤しかない。しかし、この 3種農薬は全てネオニコチノイド系農薬であることから、高頻度の使用により感受性低下個体が出現する可能性があり、出現した場合にはどの農薬でも防除効果が低下することになる。

○IRACコード:農薬成分の作用点によって殺虫剤(殺ダニ剤を含む)を分類した体系で、同一系統農薬の連用を避けることを目的としている。

コミカンアブラムシ

カンザワハダニ

ツマグロアオカスミカメ

2種ないし3種の「同時防除」を考慮

年間防除体系を考慮した薬剤選択

一番茶期使用薬剤の選定

摘採前に散布することから残留程度が高いと想定⇒ 「相手国MRL≧日本MRL」の農薬を選定

対象となる病害虫は3種

一番茶期使用薬剤の評価

収穫7日前まで使用可能な農薬は同一系統の3剤だけ⇒ 感受性低下個体が出現する恐れ

●登録薬剤をMRLの比較から評価(例:米国・コミカンアブラムシ)

米国 日本 米国

4A 7 1 20 20

1B 7 1 10 -

9C 7 1 40 -

エチプロールシラフルオフェン

(混合剤)2B3A

7 11080

30-

3A 7 1 15 -

4A 7 2 25 50

1B 14 1 1 -

4A 7 1 50 70

4A 7 1 30 -

3A 21 2 10 -

4A 14 1 30 50

■:使用可能、■:使用困難、□:未判定

-:不検出を意味する

⇒【コミカンアブラムシ用使用候補剤(米国)】4A 7 2 25 50

4A 7 1 50 70

4A 7 1 20 20チアメトキサム

クロチアニジン

チアクロプリド

フルバリネート

アセタミプリド

ジノテフラン

クロチアニジン

チアメトキサム

ピリミホスメチル

フロニカミド

シハロトリン

ジノテフラン

メチダチオン

残留評価(中間評価)

一番茶摘採2週間前散布 *収穫前2週間以内に使用する可能性もあり

対象害虫:コミカンアブラムシ IRACコード

収穫前日数

使用回数

MRL

農薬成分名

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- 5 -

○日本の茶栽培で使用されている代表的な農薬の散布後の減衰について調査した。減衰パターンは、①散布直後の残留値は高いが、以降速やかに減衰するもの(標準型)、②減衰程度が低く、長期間一定濃度で残留するもの(高リスク型)、③散布直後から残留程度が低いもの(低リスク型)に大別された。調査した各種農薬の減衰パターンについては参考資料を参照。

○輸出相手国の MRL が日本と比べて低く、使用が困難と判断される農薬でも、散布後一定期間を経過すると対応できる場合がある。ジフェノコナゾールは散布後3週間までは米国及び EU の MRL を超過しているが、30 週間後以降には不検出となり、MRL をクリアできる。

薬剤成分の減衰パターン

薬剤成分の残留程度

茶葉で検出される薬剤成分の減衰特性

多くの薬剤の残留濃度は、散布3週間後までには日本のMRL以下に多くの薬剤の残留濃度は、散布6カ月後には概ね0.05ppm以下に標準的な減衰パターンは3つに類型化1.標準型:散布直後の残留値は高いが、6カ月後はほぼ0.02ppm以下2.高リスク型:散布6カ月後でも残留値が0.02ppm以上3.低リスク型:散布直後から残留値低く、6カ月後には殆ど不検出

ジフェノコナゾールの減衰パターン

0

0.1

0.2

0.3

0.4

0.5

0 10 20 30 40 50 60残留期間(週)

検出

濃度

(ppm

)

MRL

日本 10

CODEX -

米国 -

EU 0.05

台湾 5

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- 6 -

○低リスク型の農薬は散布 20週間後には不検出(定量限界値:0.01ppm)になったことから 10月に散布した場合でも翌年の一番茶では検出されない。したがって、輸出相手国の MRL が日本より低いまたは未設定(0.01ppmが適用)であっても、二番茶期以降の使用が可能と判断された。

○高リスク型の農薬は散布 40 週間を経過しても残留が確認された。農薬成分クロルフェナピルは散布後 50 週間を経過しても高頻度で 0.1ppm以上残留した。これら高リスク型の農薬は必ずしも使用困難な訳ではないが、使用にあたっては十分注意する必要がある。クロルフェナピルは EU 及び台湾では日本の MRL と同等以上であることから使用可能であるが、米国の MRL は 0.01ppm であり、年間を通して使用困難である。

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- 7 -

○輸出相手国の MRL と減衰特性から現在日本の茶栽培で使用頻度の高い農薬について二番茶期以降での使用の可否、およびその使用時期を示す。散布後の日数が経過すると使用可能な農薬種の幅は広がるが、使用の可否、および使用時期は輸出相手国によって異なっている。

登録薬剤の長期残留リスク評価

●一番茶を想定した前年使用剤の残留リスク評価(抜粋)

☛ 多くの薬剤は翌年の一番茶での残留リスクは高くない☛ 残留リスクは相手国によって異なる

47週 36週 28週 47週 36週 28週 47週 36週 28週

11ヶ月前

8ヶ月前

6ヶ月前

11ヶ月前

8ヶ月前

6ヶ月前

11ヶ月前

8ヶ月前

6ヶ月前

ピリミホスメチル - 0.05 0.05

クロルフェナピル 0.01 50 2

ビフェントリン 30 5 2

フルベンジアミド - 0.02 -

クロラントラニリプロール 50 0.02 2

エマメクチン安息香酸塩 - 0.02 0.05

ブプロフェジン 20 0.05 1

ピリプロキシフェン 0.02 0.05 5

フロニカミド - 0.05 5

エチプロール 30 - -

ジノテフラン 50 - 10

チアクロプリド - 10 -

スピロメシフェン 40 50 -

エトキサゾール 15 15 5

ビフェナゼート - 0.05 2

ミルベメクチン - 0.1 2

MRLs MRLs

■:使用可能、■:注意必要、■:使用困難    抜粋データ(16/39・・・殺虫剤33+殺菌剤6) -:不検出(米国)、0.01を適用(EU、台湾)

農薬成分名

米国 EU 台湾

MRLs

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- 8 -

H27.4.1 現在

農薬成分名

ザワ

グロ

カン

ザワ

トゲ

ノミ

ノキ

ノホ

キガ

シロ

枯死

ち病

円星

ザワ

トゲ

ノミ

ノキ

ノホ

キガ

シロ

枯死

ち病

円星

アセタミプリド(モスピラン顆粒水溶剤等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

エチプロール(キラップフロアブル等) ◎ ◎ ◎ ◎

エトキサゾール(バロックフロアブル等) ◎ ◎ ◎

エマメクチン安息香酸塩(アファーム乳剤等) * * *

クロチアニジン(ダントツ水溶剤等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

クロラントラニリプロール(サムコルフロアブル10) ◎ ◎ ◎ ◎

ジノテフラン(スタークル顆粒水溶剤等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

スピネトラム(ディアナSC等) * * *

スピノサド(スピノエース等) * * *

スピロメシフェン(ダニゲッターフロアブル等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

チアメトキサム(アクタラ顆粒水溶剤等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

テブフェンピラド(ピラニカEW等) * *

トルフェンピラド(ハチハチ乳剤等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

ビフェナゼート(マイトコーネフロアブル等) *

ビフェントリン(テルスターフロアブル等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

ピリフルキナゾン(コルト顆粒水和剤) ▲ ▲ ▲ ▲

ピリプロキシフェン(プルートMC等) * *

フェンピロキシメート(ダニトロンフロアブル等)1) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

ブプロフェジン(アプロードフロアブル等) ◎ ◎ ◎ ◎

フロニカミド(ウララDF等) *

プロパルギット(オマイト乳剤等) ◎ ◎ ◎

マシン油 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

メチダチオン(スプラサイド乳剤40等) * * * * *

ミルベメクチン(ミルベノック乳剤等) * *

アゾキシストロビン(アミスター20フロアブル等) ▲ ▲ ▲ ▲

クロロタロニル(ダコニール1000等) ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲

ジフェノコナゾール(スコア顆粒水和剤等) ▲ ▲ ▲ ▲

銅剤 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

トリフロキシストロビン(フリントフロアブル25) ▲ ▲ ▲ ▲ ▲

フェンブコナゾール(インダーフロアブル等) ▲ ▲ ▲ ▲

フルアジナム(フロンサイドSC等) ▲ ▲ ▲ ▲ ▲

1)

一番茶を米国へ輸出する場合に使用可能な農薬及びその使用時期

◎:

*:

防 除 時 期

    ビフェナゼート(マイトコーネフロアブル等)

 ジノテフラン(スタークル顆粒水溶剤)

クロチアニジン(ダントツ水溶剤等)

 玉露栽培において被覆の影響が出る(残留程度が高まる)農薬成分

▲:

一番茶期 二番茶期 三番茶期以降

フェンピロキシメートのクワシロカイガラムシへの使用はブプロフェジンとの混合剤

米国と日本の残留基準を比較すると同等または米国の方が高いことから使用可能

米国と日本の残留基準を比較すると米国の方が低いが、減衰特性から判断して使用可能

米国では残留基準値が未設定であるが減衰性が高く、二番茶期では使用可能

減衰特性を調査した農薬について輸出相手国(米国、EU 及び台湾)の MRL を勘案し、使用

可能な農薬及び使用時期を以下に示す。

輸出相手国別の使用可能農薬

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- 9 -

H27.4.1 現在

農薬成分名

ンザワ

ハダ

マグロ

アオ

カス

ミカメ

ミカン

アブ

ラム

ンザワ

ハダ

ャトゲ

コナ

ジラ

ャノミ

ドリ

ヒメ

ヨコバ

ャノキ

イロ

アザ

ミウマ

ャノホ

ソガ

マキガ

ワシロ

カイ

ガラ

ムシ

疽病

斑病

梢枯死

ち病

もち病

色円星

ンザワ

ハダ

ャトゲ

コナ

ジラ

ャノミ

ドリ

ヒメ

ヨコバ

ャノキ

イロ

アザ

ミウマ

ャノホ

ソガ

マキガ

ワシロ

カイ

ガラ

ムシ

疽病

斑病

梢枯死

ち病

もち病

色円星

エトキサゾール(バロックフロアブル等) ◎ ◎ ◎

エマメクチン安息香酸塩(アファーム乳剤等) * * * * * *

クロチアニジン(ダントツ水溶剤等) * * *

クロルフェナピル(コテツフロアブル等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

スピネトラム(ディアナSC等) * * * * * * * *

スピノサド(スピノエース等) * * *

スピロメシフェン(ダニゲッターフロアブル等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

チアクロプリド(バリアード顆粒水和剤等) * * * * * *

チアメトキサム(アクタラ顆粒水溶剤等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

テブフェンピラド(ピラニカEW等) * *

ビフェナゼート(マイトコーネフロアブル等) * *

ビフェントリン(テルスターフロアブル等) * * * * * * * *

ピリダベン(サンマイトフロアブル等) * * *

ピリフルキナゾン(コルト顆粒水和剤) ▲ ▲ ▲ ▲

ピリプロキシフェン(プルートMC等) * *

フェンピロキシメート(ダニトロンフロアブル等)1) * * *

フルフェノクスロン(カスケード乳剤等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

ブプロフェジン(アプロードフロアブル等) * * * *

フロニカミド(ウララDF等) * * * *

プロパルギット(オマイト乳剤等) ◎ ◎ ◎

マシン油 ◎

メチダチオン(スプラサイド乳剤40等) * * * * * * * * * *

メトキシフェノジド(ファルコンフロアブル等) * *

ミルベメクチン(ミルベノック乳剤等) * * * *

アゾキシストロビン(アミスター20フロアブル等) * * * * * * * *

クレソキシメチル(ストロビーフロアブル等) * * * * *

クロロタロニル(ダコニール1000等) * * * * * * * * * *

ジフェノコナゾール(スコア顆粒水和剤等) * *

テブコナゾール(オンリーワンフロアブル等) * * * * *

銅剤 * * * * * * * * * * * *

トリフロキシストロビン(フリントフロアブル25) * * * * *

フェンブコナゾール(インダーフロアブル等) * * * * * * * *

フルアジナム(フロンサイドSC等) * * * * * * * * * *

1) フェンピロキシメートのクワシロカイガラムシへの使用はブプロフェジンとの混合剤

    ビフェナゼート(マイトコーネフロアブル等)

クロチアニジン(ダントツ水溶剤等)

 玉露栽培において被覆の影響が出る(残留程度が高まる)農薬成分

EUと日本の残留基準を比較すると同等またはEUの方が高いことから使用可能

EUと日本の残留基準を比較するとEUの方が低いが、減衰特性から判断して使用可能*:

▲:

一番茶をEUへ輸出する場合に使用可能な農薬及びその使用時期

◎:

EUでは残留基準値が未設定であるが減衰性が高く、二番茶期では使用可能

防 除 時 期

一番茶期 二番茶期 三番茶期以降

Page 11: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

- 10 -

H27.4.1 現在

農薬成分名

カンザ

ワハ

ダニ

ツマグ

ロア

オカス

ミカメ

コミカ

ンア

ブラム

カンザ

ワハ

ダニ

チャト

ゲコ

ナジラ

チャノ

ミド

リヒメ

ヨコバ

チャノ

キイ

ロアザ

ミウマ

チャノ

ホソ

ハマキ

ガ類

クワシ

ロカ

イガラ

ムシ

炭疽病

輪斑病

新梢枯

死症

もち病

網もち

褐色円

星病

カンザ

ワハ

ダニ

チャト

ゲコ

ナジラ

チャノ

ミド

リヒメ

ヨコバ

チャノ

キイ

ロアザ

ミウマ

チャノ

ホソ

ハマキ

ガ類

クワシ

ロカ

イガラ

ムシ

炭疽病

輪斑病

新梢枯

死症

もち病

網もち

褐色円

星病

アセタミプリド(モスピラン顆粒水溶剤等) * *

エトキサゾール(バロックフロアブル等) * * *

エマメクチン安息香酸塩(アファーム乳剤等) * * * * * *

クロチアニジン(ダントツ水溶剤等) * * * * * * * *

クロラントラニリプロール(サムコルフロアブル10) * *

クロルフェナピル(コテツフロアブル等) * * * * * * * *

ジノテフラン(スタークル顆粒水溶剤等) * * * * * * * *

シフルメトフェン(ダニサラバフロアブル等) * *

スピネトラム(ディアナSC等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

スピノサド(スピノエース等) * * * * * *

スピロメシフェン(ダニゲッターフロアブル等) * * * *

チアクロプリド(バリアード顆粒水和剤等) * * *

テブフェンピラド(ピラニカEW等) ◎ ◎ ◎

トルフェンピラド(ハチハチ乳剤等) * * * * * * * *

ビフェナゼート(マイトコーネフロアブル等) *

ビフェントリン(テルスターフロアブル等) * * * * * * * * * *

ピリダベン(サンマイトフロアブル等) * * * * * *

ピリフルキナゾン(コルト顆粒水和剤) ▲ ▲ ▲ ▲

ピリプロキシフェン(プルートMC等) * *

フェンピロキシメート(ダニトロンフロアブル等)1) * * * * * * * *

フルバリネート(マブリック水和剤20等) * *

フルフェノクスロン(カスケード乳剤等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

ブプロフェジン(アプロードフロアブル等) * * * *

フロニカミド(ウララDF等) * * * *

プロパルギット(オマイト乳剤等) * * *

マシン油 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

メチダチオン(スプラサイド乳剤40等) * * * * * * * * * *

メトキシフェノジド(ファルコンフロアブル等) * * * *

ミルベメクチン(ミルベノック乳剤等) ◎ ◎ * ◎ *

ルフェヌロン(マッチ乳剤等) * * * * * *

アゾキシストロビン(アミスター20フロアブル等) * * * * * * * *

イミノクタジンアルベシル酸塩(ベルクートフロアブル等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

イミノクタジン酢酸塩(ベフドー水和剤等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

クレソキシメチル(ストロビーフロアブル等) * * * * * * * * * *

クロロタロニル(ダコニール1000等) * * * * * * * * * * * *

ジフェノコナゾール(スコア顆粒水和剤等) * * * * * * * *

テブコナゾール(オンリーワンフロアブル等) * * * * *

銅剤 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

トリフロキシストロビン(フリントフロアブル25) * * * * *

フェンブコナゾール(インダーフロアブル等) * * * * * * * *

フルアジナム(フロンサイドSC等) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

1)

一番茶を台湾へ輸出する場合に使用可能な農薬及びその使用時期

◎:

*:

台湾と日本の残留基準を比較すると同等または台湾の方が高いことから使用可能

台湾と日本の残留基準を比較すると台湾の方が低いが、減衰特性から判断して使用可能

防 除 時 期

一番茶期 二番茶期 三番茶期以降

▲: 台湾では残留基準値が未設定であるが減衰性が高く、二番茶期では使用可能

フェンピロキシメートのクワシロカイガラムシへの使用はブプロフェジンとの混合剤

    ビフェナゼート(マイトコーネフロアブル等)

 ジノテフラン(スタークル顆粒水溶剤)

クロチアニジン(ダントツ水溶剤等)

 玉露栽培において被覆の影響が出る(残留程度が高まる)農薬成分

Page 12: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

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○茶の病害虫防除における農薬代替防除技術としては上記の8手法が現場導入の期待ができる。特に、交信攪乱剤、顆粒病ウイルス剤、BT 剤、気門封鎖剤については既に代替技術として一部生産現場に導入されている。

○交信攪乱剤:これまでは松葉状のディスペンサーを 150~250 本/10a の割合で茶園内に設置する必要があり作業が煩雑だったが、現在ロープ状(30m/10a)のものが市販されており、簡便になった。

○顆粒病ウイルス剤:年 1 回の散布で一年間有効。天敵への影響も無い。 ○BT剤:年 1 回の散布で一年間有効で複数の害虫を対象としている。天敵への影響も無い。 ○気門封鎖剤:本剤に対する抵抗性は発達しにくく、化学合成農薬に抵抗性の害虫にも効果を示す。 ○天敵:茶園内で天敵の生息が確認された場合には、天敵への影響が少ない薬剤または、化学合成農薬以外の防除技術を利用して茶園内の天敵保護に努めることが大切である。

導入する農薬代替防除技術の優先度は地域や生

産者で異なる;IPM実践指標モデル(静岡設定済)

交信攪乱剤“ハマキコン-N”顆粒病ウィルス製剤と罹病虫

クワシロカイガラムシの土着天敵類

侵入害虫チャトゲコナジラミの被害

有望天敵シルベストリコバチ

効果試験の結果を踏まえ既に実績があるものを主体

化学合成農薬代替防除技術候補

散水防除法(孵化抑制)

農薬代替防除技術 対象病害虫

交信攪乱剤 ハマキガ類

顆粒病ウィルス剤 ハマキガ類

BT剤チャノホソガ、ハマキガ類、

ヨモギエダシャク

気門封鎖剤チャトゲコジナジラミ、

カンザワハダニ

スプリンクラー散水 クワシロカイガラムシ

剪整枝(浅刈り、中切り等)

クワシロカイガラムシ、チャトゲコナジラミ、炭疽病、輪斑病、チャ

ノミドリヒメヨコバイ、

ネット直掛けチャノミドリヒメヨコバイ、チャノホ

ソガ、チャノコカクモンハマキ

送風式・吸引式捕虫機 チャノミドリヒメヨコバイ、炭疽病

Page 13: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

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○一番茶摘採直前に使用する農薬は、輸出相手国と日本の MRL を比較して選定したが、覆下(被覆)栽培する玉露においては、遮光の影響を把握しておく必要がある。多くの農薬は紫外線により分解するが、被覆条件下では紫外線分解が抑制されて通常栽培時よりも残留程度が高くなることが予想される。

○被覆の影響は農薬によって異なっていた。クロラントラニリプロール、チアメトキサム、テブコナゾール等は被覆の影響を受けないと判断された。一方、クロルフェナピル、ジノテフラン、トルフェンピラド等は被覆によって分解が抑制され、高濃度で残留した。

被覆栽培(農薬散布後から摘採時まで茶樹を被覆)を実施⇒ 被覆栽培における使用可能農薬を選定

遮光の農薬成分減衰に及ぼす影響

成分名被覆区/露地区

アゾキシストロビン 1.4

エチプロール 0.8-2.0

エトキサゾール 1.1, 1.4

エマメクチン −

クロチアニジン 2.1

クロラントラニリプロール 1.1

クロルフェナピル 1.3, 2.0

ジノテフラン 1.2, 7.1

スピロメシフェン 1.9

チアクロプリド 0.8-2.8

チアメトキサム 0.9

テブコナゾール 1.0

成分名被覆区/露地区

トルフェンピラド 1.3-5.8

ビフェナゼート 29.9,*

ビフェントリン 0.9, 2.6

ビリダベン 2.1

ピリフルキナゾン −

ピリプロキシフェン −,*

フルフェノクスロン 1.3

フルベンジアミド 0.9

フロニカミド 0.3, 0.8

ミルベメクチン −

メチダチオン −,*

テブフェンピラド 3.3

被覆栽培は農薬残留に影響を及ぼす?

*:露地区で不検出、被覆区で検出,−:被覆区、露地区とも不検出■≧1.5(残留リスク大),■≧1.2(残留リスク中),■<1.2(残留リスク小) 。

⇒ 残留程度に及ぼす被覆の影響は薬剤によって異なる

Page 14: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

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対象病害虫 使用薬剤・防除法 備   考

2月中旬 クワシロカイガラムシプルートMC

(ピリプロキシフェン)摘採時に古葉の混入に注意以降は土着天敵を活用

赤焼病 各種銅剤 許容値設定除外

チャトゲコナジラミ マシン油乳剤 許容値設定除外

3月中旬 カンザワハダニバロックフロアブル

(エトキサゾール)MRLが日本と同等

コミカンアブラムシ

ツマグロアオカスミカメ

5月中旬(一番茶摘採後)

ハマキガ類アファーム乳剤

(エマメクチン安息香酸塩)翌年一番茶への残留低

カンザワハダニミルベノック乳剤(ミルベメクチン)

翌年一番茶への残留低

クワシロカイガラムシ 不要( + 天敵利用)

ハマキガ類 ハマキコン-N(交信攪乱剤)許容値設定除外

以降は土着天敵を活用

チャノキイロアザミウマ

チャノミドリヒメヨコバイ

炭疽病スコア顆粒水和

(ジフェノコナゾール)翌年一番茶への残留低

6月中旬(二番茶生育期)

ナガチャコガネフォース粒剤(テフルトリン)

リスク未評価(ガス化成分のため一番茶への残留低と推測)

6月下旬(二番茶摘採後)

輪斑病アミスター20フロアブル(アゾキシスロトビン)

翌年一番茶への残留低(要注意)

チャノキイロアザミウマキラップフロアブル

(エチプロール)MRLが日本より高

ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

新芽加害性害虫

チャトゲコナジラミ

炭疽病

新梢枯死症

チャノミドリヒメヨコバイアクタラ顆粒水溶剤(チアメトキサム)

MRLが日本と同等

クワシロカイガラムシ 不要( + 天敵利用) 天敵は許容値設定除外

8月上旬

(三番茶摘採後)輪斑病 各種銅剤 許容値設定除外

ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

ヨモギエダシャクサムコルフロアブル10

(クロラントラニリプロール)MRLが日本と同等

炭疽病 各種銅剤 許容値設定除外

新芽加害性害虫

マダラカサハラハムシ

カンザワハダニ

チャトゲコナジラミ

9月下旬(秋芽生育期)

クワシロカイガラムシ 不要( + 天敵利用)

10月中旬(秋整枝後)

ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

10月下旬 赤焼病 カスミンボルドー 翌年一番茶への残留低

ハマキガ類 :新芽加害性害虫 : チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガ

(要注意):

減衰性高

防除時期

スタークル顆粒水溶剤

(ジノテフラン)

残留基準未設定だが、減衰性が高く、翌年一番茶でMRLを超過する可能性は低いと判断

チャノコカクモンハマキ、チャハマキ

7月上旬(三番茶萌芽期)

9月中旬(秋芽生育期)

ダニゲッターフロアブル(スピロメシフェン)

MRLが日本より高

8月中旬(秋芽生育期)

米国への煎茶(一番茶)輸出を想定した年間防除体系(東海・近畿地域を対象)

2月下旬

翌年一番茶への残留低コルト顆粒水和剤

(ピリフルキナゾン)6月上旬(二番茶開葉期)

4月中旬

(一番茶開葉期)

三番茶期以降

二番茶期

5月下旬

(二番茶萌芽期)

MRLが日本より高

ハチハチ乳剤

(トルフェンピラド)MRLが日本より高

ダントツ水溶剤(クロチアニジン)

8月下旬(秋芽生育期)

7月下旬(三番茶生育期)

7月中旬(三番茶開葉期) 翌年一番茶への残留低

(要注意)フロンサイドSC(フルアジナム)

一番茶期

以上の結果を踏まえ、一番茶での防除体系の事例を紹介する

一番茶の輸出を想定した防除体系の事例

Page 15: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

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対象病害虫 使用薬剤・防除法 備   考

2月上旬 クワシロカイガラムシプルートMC

(ピリプロキシフェン)

摘採時に古葉の混入に注意

以降は土着天敵を活用

2月中旬 赤焼病 各種銅剤 許容値設定除外

3月上旬 カンザワハダニバロックフロアブル

(エトキサゾール)MRLが日本と同等

コミカンアブラムシ

ツマグロアオカスミカメ

3月下旬 カンザワハダニ(多発期)ダニゲッターフロアブル

(スピロメシフェン)MRLが日本より高

5月上旬

(一番茶摘採後)クワシロカイガラムシ 不要( + 天敵利用)

5月上旬 ハマキガ類(若齢幼虫期) ハマキ天敵(GV剤) GV剤は許容値設定除外

カンザワハダニ

サビダニ類

新芽加害性害虫キラップフロアブル

(エチプロール)MRLが日本より高

炭疽病インダーフロアブル

(フェンブコナゾール)翌年一番茶への残留低

ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

炭疽病フロンサイドSC

(フルアジナム)

翌年一番茶への残留低

(要注意)

6月中旬

(三番茶1葉期)新芽加害性害虫

ハチハチ乳剤

(トルフェンピラド)MRLが日本より高

7月上旬

(三番茶摘採後)ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

7月中旬

(四番茶萌芽期)

クワシロカイガラムシ

(幼虫孵化盛期)散水防除 高湿度化による孵化抑制

7月中旬

(四番茶萌芽期)新芽加害性害虫

ダントツ水溶剤

(クロチアニジン)MRLが日本より高

7月下旬

(四番茶摘採直後)輪斑病 各種銅剤 許容値設定除外

チャノキイロアザミウマ

チャノミドリヒメヨコバイ

炭疽病 各種銅剤 許容値設定除外

ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

チャノキイロアザミウマ

チャノミドリヒメヨコバイ

マダラカサハラハムシ

8月中旬

(秋芽2葉期)新梢枯死症

ダコニール1000

(クロロタロニル)翌年一番茶への残留低

炭疽病

網もち病

チャノキイロアザミウマ

チャノミドリヒメヨコバイ

   ハマキガ類

   チャノホソガ

 ヨモギエダシャク

9月中旬 クワシロカイガラムシ

(幼虫孵化盛期)不要( + 天敵利用)

11月中旬

(秋整枝後)ダニ類

オマイト乳剤

(プロパルギット)MRLが日本より高

ハマキガ類 :

新芽加害性害虫 : チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガ

ダニ類 : カンザワハダニ、チャノナガサビダニ、チャノサビダニ

(要注意):

許容値設定除外

MRLが日本より高

四番茶期以降

残留基準未設定だが、減衰性が高く、翌年一番茶でMRLを超過する可能性は低いと判断

チャノコカクモンハマキ、チャハマキ

8月下旬

(秋芽3,4葉期)

9月上旬 MRLが日本と同等サムコルフロアブル10

(クロラントラニリプロール)

アクタラ顆粒水溶剤

(チアメトキサム)MRLが日本と同等

ウララDF

(フロニカミド)

各種銅剤

8月中旬

(秋芽1葉期)

モスピラン顆粒水溶剤

(アセタミプリド)

三番茶期

7月下旬

(四番茶摘採後)

8月上旬(秋芽萌芽期)

翌年一番茶への残留低

防除時期

一番茶期

二番茶期

5月中旬

6月上旬

(二番茶摘採後)

米国への煎茶(一番茶)輸出を想定した年間防除体系(九州地域を対象)

5月下旬

(二番茶1葉期)

MRLが日本より高スタークル顆粒水溶剤

(ジノテフラン)

3月中旬

(一番茶1,2葉期)

翌年一番茶への残留低ミルベノック乳剤

(ミルベメクチン)

若齢

幼虫期

Page 16: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

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対象病害虫 使用薬剤・防除法 備   考

2月中旬 クワシロカイガラムシプルートMC

(ピリプロキシフェン)摘採時に古葉の混入に注意以降は土着天敵を活用

赤焼病 各種銅剤 許容値設定除外

チャトゲコナジラミ マシン油乳剤 許容値設定除外

3月中旬 カンザワハダニバロックフロアブル

(エトキサゾール)MRLが日本と同等

4月上旬ハマキガ類

(成虫発生前)ハマキコン-N(交信攪乱剤)

許容値設定除外以降は土着天敵を活用

コミカンアブラムシ

ツマグロアオカスミカメ

カンザワハダニミルベノック乳剤(ミルベメクチン)

MRLが日本より高

クワシロカイガラムシ 不要( + 天敵利用)

チャノキイロアザミウマ

チャノミドリヒメヨコバイ

炭疽病オンリーワンフロアブル

(テブコナゾール)翌年一番茶への残留低

6月中旬

(二番茶生育期)ナガチャコガネ

フォース粒剤

(テフルトリン)

リスク未評価(ガス化成分のため一

番茶への残留低)

6月下旬

(二番茶摘採後)輪斑病

ダコニール1000

(クロロタロニル)翌年一番茶への残留低

チャノキイロアザミウマカスケード乳剤

(フルフェノクスロン)MRLが日本と同等

ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

新芽加害性害虫

チャトゲコナジラミ

炭疽病

新梢枯死症

チャノミドリヒメヨコバイダントツ水溶剤

(クロチアニジン)翌年一番茶への残留低

クワシロカイガラムシ 不要( + 天敵利用)

8月上旬

(三番茶摘採後)輪斑病

アミスター20フロアブル

(アゾキシストロビン)翌年一番茶への残留低

ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

ヨモギエダシャクディアナSC

(スピネトラム)MRLが日本と同等

炭疽病 各種銅剤 許容値設定除外

新芽加害性害虫

マダラカサハラハムシ

カンザワハダニ

チャトゲコナジラミ

9月下旬

(秋芽生育期)クワシロカイガラムシ 不要( + 天敵利用)

10月中旬

(秋整枝後)ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

10月下旬 赤焼病 カスミンボルドー 翌年一番茶への残留低

ハマキガ類 :

新芽加害性害虫 : チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガ

防除時期

4月中旬(一番茶開葉期)

チャノコカクモンハマキ、チャハマキ

翌年一番茶への残留低

ハチハチ乳剤

(トルフェンピラド)翌年一番茶への残留低

翌年一番茶への残留低ダニゲッターフロアブル

(スピロメシフェン)

二番茶期

一番茶期

コテツフロアブル(クロルフェナピル)

MRLが日本と同等フロンサイドSC

(フルアジナム)

三番茶期以降

7月上旬(三番茶萌芽期)

7月中旬(三番茶開葉期)

7月下旬(三番茶生育期)

台湾への煎茶(一番茶)輸出を想定した年間防除体系(東海・近畿地域を対象)

2月下旬

5月下旬

(二番茶萌芽期)

6月上旬

(二番茶開葉期)

スタークル顆粒水溶剤(ジノテフラン)

コルト顆粒水和剤(ピリフルキナゾン)

残留リスクあり

翌年一番茶への残留低

8月中旬(秋芽生育期)

8月下旬(秋芽生育期)

9月中旬(秋芽生育期)

Page 17: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

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対象病害虫 使用薬剤・防除法 備   考

2月中旬 クワシロカイガラムシプルートMC

(ピリプロキシフェン)

摘採時に古葉の混入に注意

以降は土着天敵を活用

赤焼病 各種銅剤

チャトゲコナジラミ マシン油乳剤

3月中旬 カンザワハダニバロックフロアブル

(エトキサゾール)MRLが日本と同等

ハマキガ類 ハマキコン-N(交信攪乱剤) 以降は土着天敵を活用

コミカンアブラムシ

チャノホソガ

5月中旬

(一番茶摘採後)ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

ダニ類

新芽加害性害虫

チャトゲコナジラミ

クワシロカイガラムシ 不要( + 天敵利用)

炭疽病

もち病

新芽加害性害虫バリアード顆粒水和剤

(チアクロプリド)翌年一番茶への残留低

ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

ヨモギエダシャクスピノエース

(スピノサド)翌年一番茶への残留低

輪斑病

炭疽病

新梢枯死症

ダニ類ミルベノック乳剤

(ミルベメクチン)翌年一番茶への残留低

ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

ヨモギエダシャクアファーム乳剤

(エマメクチン安息香酸塩)翌年一番茶への残留低

炭疽病

もち病

新梢枯死症

クワシロカイガラムシ 不要( + 天敵利用)

8月上旬 ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

チャノミドリヒメヨコバイ

チャノキイロアザミウマ

チャトゲコナジラミ

ハマキガ類 不要( + 天敵利用)

ハマキガ類

ヨモギエダシャク

チャノキイロアザミウマ

チャトゲコナジラミ

カンザワハダニ

ハマキガ類 :

新芽加害性害虫 : チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガ

ダニ類 : カンザワハダニ、チャノナガサビダニ、チャノサビダニ

二番茶期

一番茶期

防除時期

三番茶期以降

10月上中旬

(秋整枝後)

9月下旬

(秋芽生育中期)

8月下旬

(秋芽生育初期)

7月上旬

(三番茶生育中期)

6月下旬

(三番茶生育初期)

EUへの玉露輸出を想定した年間防除体系 (九州地域を対象)

2月下旬

4月上旬

(一番茶開葉期)

5月下旬

(二番茶生育初期)

MRLが日本と同等アクタラ顆粒水溶剤

(チアメトキサム)

MRLが日本より高コテツフロアブル

(クロルフェナピル)

カスケード乳剤

(フルフェノクスロン)

翌年一番茶への残留低オンリーワンフロアブル

(フェンブコナゾール)

翌年一番茶への残留低アミスター20フロアブル

(アゾキシストロビン)

チャノコカクモンハマキ、チャハマキ

翌年一番茶への残留低ダコニール1000

(クロロタロニル)

MRLが日本より高

コルト顆粒水和剤

(ピリフルキナゾン)翌年一番茶への残留低

MRLが日本と同等

ダニゲッターフロアブル

(スピロメシフェン)

Page 18: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

- 17 -

○輸出することを想定して使用農薬に細心の注意を払っていても、散布実績のない農薬が日本の MRL以下で検出されることがある。原因としては隣接圃場で使用した農薬のドリフト等が考えられる。クロルフェナピル、フルベンジアミド、クロラントラニリプロール等のように低濃度であるが高頻度で検出される農薬もあり、輸出相手国の MRL を念頭におき、事前に自主検査を実施することが望ましい。

○残留農薬分析における定量限界値は分析機関によって異なる。実際の残留値が 0.04ppm である成分2を A 社(定量限界値:0.02ppm)で分析すると検出値は 0.04ppm となるが、B 社(定量限界値:0.05ppm)で分析すると不検出となる。したがって、B 社での分析結果をもとに台湾に輸出すると、台湾のMRLが 0.03ppmであることからMRL超過で違反となる。自主検査にあたっては各種農薬について輸出相手国のMRLに対応した分析能力を有した機関および輸出相手国の公定法で分析を行える機関に依頼することが重要である。

A国の基準値を満たしていてもB国では違反となることはある

→ 輸出国を予め定めておくことが重要

自主検査で相手国基準値を満たしていても違反となることはある→ 輸出国に対応した分析機関に依頼することが必要

成分1 成分2 成分3 成分4 成分5

10 50 30 50 10

0.1 0.7 10 0.05 0.02

5 0.03 0.1 10 5

0.07 (0.02) 0.04 (0.02) 0.04 (0.02) 0.05 (0.02) 0.03 (0.01)

0.07 (0.05) ND (0.05) ND (-) 0.05 (0.05) ND (0.05)

0.1 (0.02) ND (0.02) 1 (0.02) 0.08 (0.02) 0.06 (0.01)

0.1 (0.05) ND (0.05) ND (-) 0.08 (0.05) 0.06 (005)

B社分析

A社分析

試料②(成分3が台湾MRLsを超過)

試料①(成分2が台湾MRLsを超過)

EU MRLs

A社分析

B社分析

0.060.0810.010.1

日本 MRLs

台湾 MRLs

( )内数値は定量限界値

農薬成分

0.030.050.040.040.07

自主検査にあたっての注意点

無散布圃場由来の茶葉からの農薬検出

<0.05 0.05~0.1 >0.1 日本 USA EU 台湾

アゼタミプリド 0.01 322 4 1.2 2 0 2 30 50 0.05* 2

イミダクロプリド 0.01 292 23 7.9 18 4 1 10 - 0.05* 3

エチプロール 0.01 271 5 1.8 3 1 1 10 30 - -

エトキサゾール 0.01 275 7 2.5 7 0 0 15 15 15 5

カルベンジダム 0.01 339 23 6.8 20 1 2 10 - 0.1* 1

クロチアニジン 0.02 306 10 3.3 5 1 4 50 70 0.7 5

クロラントラニリプロール 0.01 261 38 14.6 28 4 6 50 50 0.02* 2

クロルフェナピル 0.005 163 60 36.8 52 4 4 40 0.01 50 2

クロロタロニル 0.02 202 5 2.5 2 0 3 10 - 0.1* 2

ジノテフラン 0.05 264 7 2.7 0 2 5 25 50 - 10

シフルメトフェン 0.01 197 2 1.0 2 0 0 15 - - 5

シラフルオフェン 0.01 341 5 1.5 4 0 1 80 - - -

スピロメシフェン 0.01 225 7 3.1 6 0 1 30 40 50 -

チアクロプリド 0.02 268 7 2.6 1 0 6 30 - 10 0.1*

チアメトキサム 0.02 335 22 6.6 11 2 9 20 20 20 1

テトラコナゾール 0.02 329 4 1.2 3 1 0 20 - 0.02* 8

テブコナゾール 0.02 220 7 3.2 4 1 2 50 - 0.05* 10

トルフェンピラド 0.01 222 9 4.1 5 2 2 20 30 - 10

ビフェナゼート 0.02 305 6 2.0 1 2 3 2 - 0.05* -

ビフェントリン 0.01 306 11 3.6 9 0 2 30 30 5 2

ピリダベン 0.02 328 9 2.7 3 0 6 10 - 0.05* 5

フェンプロパトリン 0.01 336 5 1.8 1 0 4 25 2 2 10

ブプロフェジン 0.02 212 6 2.8 1 3 2 30 20 0.05* 1

フルフェノクスロン 0.02 206 6 2.9 1 2 3 15 - 15 15

フルベンジアミド 0.01 263 51 19.4 44 4 3 40 - 0.02* -

フロニカミド 0.05 200 3 1.5 0 1 2 40 - 0.05* 5

ルフェヌロン 0.01 310 4 1.3 0 0 4 10 - 0.02* 5

1)ユーロフィン社の茶残留パッケージ(PSP34)による一斉分析時の定量限界値。

2)平成25年4月以降に散布実績がなかった検体。

検出濃度(ppm)別検出数農薬成分名

MRLs検出率(%)

検出数定量限界

値(ppm)1) 検体数

2)

Page 19: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

- 18 -

参考資料

各種農薬の短期減衰特性

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20

経過週濃

度(p

pm)

アゾキシストロビン

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

イミダクロプリド

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

クロチアニジン

0

5

10

15

20

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

クロラントラニリプロール

0

2

4

6

8

10

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

クロルフェナピル

+ 1wk:23ppm

0

2

4

6

8

10

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

エチプロール

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

エトキサゾール

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

エマメクチン

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

クレソキシメチル

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

クロロタロニル

0

5

10

15

20

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

ジノテフラン

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

アセタミプリド

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

スピネトラム

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

ジフェノコナゾール

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

シフルメトフェン

+ 2wk:12ppm

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

スピノサド

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

スピロメシフェン

+ 2wk:14.9ppm

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

チアメトキサム

Page 20: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

- 19 -

参考資料

0

2

4

6

8

10

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

チアクロプリド

+ 2wk:12.9ppm

0

2

4

6

8

10

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

テブコナゾール

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

テブフェンピラド

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

トリフロキシストロビン

0

2

4

6

8

10

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)トルフェンピラド

+ 2wk:10.9ppm

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

ビフェナゼート

+ 9wk:11.35ppm

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

ビフェントリン

+ 2wk:2.9ppm

0

2

4

6

8

10

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

ピリダベン

+ 2wk:36.6ppm

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

ピリフルキナゾン

+ 1wk:1.1ppm

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

プロパルギット

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

ミルベメクチン

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

メソミル

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

フルフェノクスロン

+ 1wk:8.9ppm

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

フロニカミド

0

2

4

6

8

10

0 5 10 15 20

経過週

濃度

(ppm

)

フルベンジアミド

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

フェンブコナゾール

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

ブプロフェジン

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

フルアジナム

Page 21: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

- 20 -

参考資料

各種農薬の長期減衰特性

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

メチダチオン

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

メトキシフェノジド

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20経過週

濃度

(ppm

)

ルフェヌロン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

イミダクロプリド

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60

経過週

濃度

(ppm

)

クロチアニジン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

クロラントラニリプロール

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60

経過週

濃度

(ppm

)

クロルフェナピル

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

エチプロール

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

エトキサゾール

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

エマメクチン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

クロルピリホス

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

クロロタロニル

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60

経過週

濃度

(ppm

)

アセタミプリド

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

アゾキシストロビン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

アバメクチン

Page 22: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

- 21 -

参考資料

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

スピネトラム

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

スピノサド

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

スピロメシフェン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

ジノテフラン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

ジフェノコナゾール

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

シフルメトフェン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

チアクロプリド

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

テブコナゾール

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

テブフェンピラド

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

トリフロキシストロビン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60

経過週

濃度

(ppm

)

トルフェンピラド

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60

経過週

濃度

(ppm

)

ビフェナゼート

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60

経過週

濃度

(ppm

)

ビフェントリン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60

経過週

濃度

(ppm

)

ピリダベン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

ピリフルキナゾン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

ピリプロキシフェン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

フェンピロキシメート

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

フェニトロチオン

Page 23: ¥ , Fþ$S .x757VGlGYGsG0GyH}HhH H Hs、H HsH HpH|H HxHhHt、H HtH H HmHqHrHy H HrH フェンプロパトリン 25 2 2 2 10 20 1 プロパルGQト 5 10 5 5 2 F·F·ET:使用可能、ET:

- 22 -

参考資料

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

プロパルギット

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

プロフェノホス

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

ミルベメクチン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

メタミドフォス

+ 46wk:0.52ppm

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

メチダチオン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

メトキシフェノジド

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

ルフェヌロン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

メソミル

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

フェンブコナゾール

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

ブプロフェジン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

フルアジナム

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

フルフェノクスロン

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)

フロニカミド

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

20 30 40 50 60経過週

濃度

(ppm

)フルベンジアミド


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