２００９．１０　　　　　　　　　　　　　　　　　NHO　Iwakuni　Clinical　Center

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　普通のかぜとはウイルスの種類が異なり、 高熱が出るだけでなく、 場合によっては重症化、 合併症を引き起こす恐れのある感染症です。 4 月には豚由来のインフルエンザが世界中で流行し、 現在も感染者が増え続けています。 インフルエンザかなと思ったら早めに受診しましょう。

　人の間で現在流行しているインフルエンザウイルスは、 Ａ型とＢ型です。 ウイルスの表面には、 ＨＡ赤血球凝集素 ( ヘマグルチニン)とＮＡ：ノイラミニダーゼという2種類の糖蛋白があります。Ａ型のＨＡは 16 種類、 ＮＡは 9 種類の型があり、 それらが組み合わさって A 型の亜型 （Ｈ１Ｎ１など） が区別されます。　また、 スペインかぜとソ連かぜは同じＡ型のＨ１Ｎ１ですが、 遺伝子が変異しており、 ＨＡやＮＡの抗原性は少しずつ異なっています。

★★現在はＡ型である香港型 （Ｈ３Ｎ２） とソ連型 （Ｈ１Ｎ１） およびＢ型の 3 種類のインフルエンザウイルスが　　　季節性インフルエンザとして世界中で流行しています。

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感染が拡大しやすく、 多くの人がイン感染が拡大しやすく、 多くの人がイン感染が拡大しやすく、 多くの人がイン感染が拡大しやすく、 多くの人がイン感染が拡大しやすく、 多くの人がイン感染が拡大しやすく、 多くの人がインフルエンザになるフルエンザになるフルエンザになるフルエンザになるフルエンザになるフルエンザになる

　Ａ型またはＢ型インフルエンザウイルスの感染を受けてから 1 ～ 3 日間ほどの潜伏期間の後に、 下記のような症状が現われ、 約 1 週間で軽快するのが典型的なインフルエンザで、 いわゆる 「風邪」 に比べて全身症状が強いのが特徴です。

　人の間で現在流行しているインフルエンザウイルスは、

◆インフルエンザの種類

Ａ型またはＢ型インフルエンザウイルスの感染を受けてから 1 ～ 3 日間ほどの潜伏期間の後に、 下記の

◆感染したらどんな症状がでるの？

チェックしてみよう！・・・

　　□発熱（通常 38℃以上の高熱 ) □関節痛・筋肉痛　　□頭痛 　 □咳・鼻汁などの上気道炎 　　□全身倦怠感

新型インフルエンザ電顕写真国立感染症研究所提供

記　検査科副技師長　福谷　俊二

1918 年　スペインかぜ（Ｈ１Ｎ１）1957 年　アジアかぜ（Ｈ２Ｎ２）1968 年　香港かぜ（Ｈ３Ｎ２）1977 年　ソ連かぜ（Ｈ１Ｎ１）

　今までに流行したＡ型インフルエンザ　

２００９．１０　　　　　　　　　　　　　　　　　NHO　Iwakuni　Clinical　Center

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◎飛沫感染　　　感染した人の咳、 くしゃみ、 つばなどとともに放出されたウ　イルスを健康な人が吸い込むと、 感染することがあります。

◎接触感染　　　感染した人が、 くしゃみや咳を手で押さえた後や鼻水を手で　ぬぐった後に、 他のもの （机、 ドアノブなど） に触ると、 ウイル　スが付着することがあります。 その付着したウイルスに健康な　人が触れた後に目、 鼻、 口に再び触れると、 粘膜などを通じ　て感染することがあります。

インフルエンザウイルスは上咽頭に感染し、 増殖します。 ここの粘膜を採取し、 検査を行います。

インフルエンザの迅速検査 ( 簡易検査） とは　　 迅速検査とは、 A 型と B 型を検出対象としています。 従来のインフルエンザだけでなく、 今回　の新型インフルエンザの検出も可能です。 当院でも検査が可能で、 15 分程度で結果が出ます。　　 しかし、 Ａ型の亜型である香港型とソ連型、 さらに豚インフルエンザとを鑑別することはできな　いため、 感染がどの型によるものなのかは、 遺伝子検査でなければ確定することができません。

遺伝子検査 （PCR 検査） とは　　 ＰＣＲとは "polymerase chain reaction" の略で、 この検査はインフルエンザウイルスの固有の遺伝子を増やすことで、 どのウイルスに感染しているかを検査するものです。 遺伝子を検査するこ とで、 香港型やソ連型などの亜型を判定することができます。

■ 流行前に □ インフルエンザワクチンを接種

■インフルエンザが流行したら □ 人込みや繁華街への外出を控える　　　　　　　　　 □ 外出時にはマスクを利用 □ 室内では加湿器などを使用して適度な湿度に　　 □ 咳エチケット □ 十分な休養、 バランスの良い食事　　　　　　　　 □ うがい、 手洗いの励行

　 インフルエンザの治療に用いられる薬としては、 抗インフルエンザウイルス薬があります。 これは、 医師がその必要性を判断して処方されます。　 抗インフルエンザウイルス薬としては、 タミフル、 リレンザがあります。 抗インフルエンザウイルス薬を適切な時期 （発症から 48 時間以内） から使い始めると、 発熱期間は通常 1 ～ 2 日間短縮され、 ウイルス排泄量も減少します。 インフルエンザかなと思ったら早めに受診しましょう。

参照 ： 厚生労働省ホームページ　　　国立感染症研究所ホームページ平成 21 年 7 月 1 日現在の情報です。 状況の変化により、内容に変更が生じる場合があります。

◆どうやって感染するの？

インフルエンザウイルスは

◆インフルエンザの検査

◆予防しよう！！

インフルエンザの治療に用いられる薬としては、 抗インフルエンザウイルス薬があります。 これは、 医

◆インフルエンザの治療薬