WinTpicの使用法
これから,WinTpicの図を取り入れた Tex原稿の作成手順を述べる.
• まず最初にWinTpicを立ち上げる
• WinTpicの�� ��→ をクリック
• カーソルを動かして座標軸を描く.
• 描き終えたら�� ��Shift +
�� ��Enter をして,描いた画像を確定させる
次に,関数 y =x3 − x
2, y = x− 1のグラフを描く
�� ��F (x) をクリックして,カーソルを座標の位置にクリックすると,グラフを描く範囲,
(0, 0), (1, 0), (0, 1)
の位置を順に尋ねてくるので,その位置をマススでクリックする.すると,左の画面になる.
(1) 関数式の中の 「y = 」のところに (x3 − x)/2 を代入すして �� ��OK
(2) グラフが現れて,このグラフでよいかと尋ねてくるので �� ��OK とする
(3) グラフを重ねるかと尋ねてくるので, �� ��OK
(4) 上の画面が再度現れ,「y = 」に,x− 1 を代入して,�� ��OK すると,次のグラフが出来上がる.
1
ここで,�� ��その他 7−→
�� ��Tex-preview とすると,コンパイルされ texworks(dvi)にグラフが現れる.
WinTpicが作成したファイルについて解説しておく.WinTpic をインストールしたときに作ったデレクトリー(例えば,katawintpic)にファイル
_wtpic0.0.tex
が作成されている.これが後で必要になるファイルです.別のグラフを作ると,常に上書きされるので,グラフが出来上がった段階で,名前を書き換え,作成している(コンパイルしている)原稿のディレクトリーにコピーしておくこと.
次に,青色の斜線を引く作業をします.ボタン
�� ��塗りつぶしなし の右にある真っ黒なボタンをクリックして,現れた画面の「青色」をクリックする.ボタン
�� ��S をクリックして斜線を引きたい場所をクリックする.すると,閉じ込められた領域に斜線が引かれる.これを 3回繰り返せば完了である.(注:小さな領域は斜線が引けないことがある)
次に文字や式をグラフの中に書き込みを説明する.�� ��文 のボタンをクリックし,適当な位置を再度クリックする.現れた窓に文章 あるいは 数式 $\dfrac{x^3-x}{2}$
などを書きて �� ��OK
2
文章の正しい位置への「移動や再編集」は後から次のようにする.
(1) 移動したい文字をクリックする
(2) 対象の文字だけが赤色に変化させる
(3) 右クリックするとプルダウンメニューで「移動,再編集,消去」などの窓が現れる
(4) 移動をクリックするとその文章が青色に代わり,移動が可能になり,希望する場所へ移動させる
上で描いた画像を張り付けて試験問題のように表現してみよう
(1)�� ��その他 7−→
�� ��Tex-preview とし,コンパイルする.
(2) _wtpic0.0.tex
のファイル名を wintpic2.texの変える
(3) wintpic2.texを,編集している原稿のあるディレルクトリーに移動
(4) 原稿の入れたい位置に
\input{wintpic2.tex}
と書くと,グラフが編集原稿に表示できる.
�� ��問 曲線 y =x3 − x
2と,点 x = 1での接線
とで囲まれる領域を Sとする.Sの面積を求めよ
O
y =x3 − x
2
y = x− 1
x
y
S
この 2段組みにするには,次のように記述すればよい.
\begin{minipage}[t]{20zw}
\ovalbox{問} 曲線$y=\dfrac{x^3-x}{2}$と,点$x=1$での接線とで囲まれる領域を$S$とする.$S$の面積を求めよ\end{minipage}
\vskip-2cm\hskip8cm\input{wintpic2.tex}
3
eps-convertの使い方
epsに変換する作業は簡単で,まず,eps-
convertを立ち上げる. epsに変換したい画像ファイル(.bmp, .jpg,
.pngなど)を窓にドラックアンドドロップすれば,同じ名前の epsファイルが同じ場所に作成される
beamarファイルの作成
新しいファイルに naniwahischool.tex の下記のプレアンブルをカットアンドペイストする.そして最後の行に
\end{document}
を入力する.これは beamerを作るための Texの御呪いです.——————————————–
\documentclass[dvipdfm,cjk]{beamer} %% オプションは環境や利用するプログラムに%\documentclass[dvips,cjk]{beamer} %% よって変える\input{macroslatex-katananiwa.tex}
\AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode 90ms-RKSJ-UCS2}} %% しおりが文字化けしないように%\AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode EUC-UCS2}}
%\setbeamertemplate{navigation symbols}{} %% 右下のアイコンを消す%\usetheme{CambridgeUS} %% theme の選択%\usetheme{Boadilla} %% Beamer のディレクトリの中の\usetheme{Madrid} %% beamerthemeCambridgeUS.sty を指定%\usetheme{Antibes} %% 色々と試してみるといいだろう%\usetheme{Montpellier} %% サンプルが beamer\doc に色々とある。%\usetheme{Berkeley}
%\usetheme{Goettingen}
%\usetheme{Singapore}
%\usetheme{Szeged}
%\usecolortheme{rose} %% colortheme を選ぶと色使いが変わる%\usecolortheme{albatross}
4
\usepackage{graphicx}
%\useoutertheme{shadow} %% 箱に影をつける%\usefonttheme{professionalfonts} %% 数式の文字を通常の LaTeX と同じにする%\setbeamercovered{transparent} %% 消えている文字をうっすらと表示する\setbeamertemplate{theorems}[numbered] %% 定理に番号をつける\newtheorem{thm}{Theorem}[section]
\newtheorem{proposition}[thm]{Proposition}
\theoremstyle{example}
\newtheorem{exam}[thm]{Example}
\newtheorem{remark}[thm]{Remark}
\newtheorem{question}[thm]{Question}
\newtheorem{prob}[thm]{Problem}
\begin{document}
\title[Mathematical High School Teacher]{私の考える数学教師とは?}
\author[片山良一]{片山良一} %% ここに書かれた情報は色々なところに使われるので\institute[大阪教育大学]{大阪教育大学数理科学} %% なるべく設定した方が良い\date{March,7, 2013 }
\begin{frame} %% \begin{frame}..\end{frame} で 1 枚のスライド\titlepage %% タイトルページ\end{frame}
\begin{frame} %% 目次 (必要なければ省略)
\tableofcontents
\end{frame}
\section{全般的なこと} %% セクション名
\end{document}
—————————————————-
\begin{document} から \end{document}
の部分は,最初のタイトルページを作成する.講演者,日時,タイトルなどが,これにより表示(タイトルバーなどにも)される.
次に beamerで文章を作成するときの基本は,
\begin{frame}
\end{frame}
の間に文章を書けば,これで 1枚の beamerの原稿が作成される.
\begin{block}{講演の仕方}
\end{block}
の間に主張を書けば,バックの色が変わった壁紙が作成される.
5
\textcolor<2>{red}{...}
は,・・・の文字が”2”回目の�� ��Enter で,赤色に変化することを意味します.シートの途中で,内容を止め
るときは
\pause
とします.�� ��Enter で先に進みます.
————————————————-
\begin{frame}\frametitle{プレゼンテイション}
\begin{block}{講演の仕方}
\begin{enumerate}
\item \textcolor<2>{red}{Eye contact (50\%)}
\item \textcolor<2>{red}{ジェスチャー (Gesture)}
\item \textcolor<2>{red}{Body language}
\item 声(Voice)\begin{itemize}
\item clear
\item loud enough
\item \textcolor<2>{red}{not flat}
\end{itemize}
\item 姿勢(Posture)\begin{itemize}
\item stand up straight
\item calm hand,feet and body
\item \textcolor<2>{red}{\textcolor<3>{green}{face to audience}}
\end{itemize}
\end{enumerate}
\end{block}
\end{frame}
————————————————
これ以外のコマンドについては,naniwahischool.tex を参照せよ.
6
wxMaximaの使用法について
ネット上にある初心者用の 仲川義行著「Maxima入門ノート (maxima.pdf)」を tex-doc − > maxima
のディレクトリーに置いてあります.これを読めば基本的な事柄は扱えるようになります.少し複雑のものは,ネット上にどうすればよいかが書かれたサイトがあります.「maxima 使い方 fourier」
で検索すれば,多数見つかります.Maximaの画像を epsファイルで吐き出す方法を下記に記述します.
plot3d(exp(-sqrt(x^2+y^2)/2)*cos(%pi*sqrt(x^2+y^2)),[x,-4,4],[y,-4,4]);
• plod3d 三次元グラフを描く,
• 関数√x2 + y2
2cos(π
√x2 + y2)
• gnulopは 2,3次元のグラフを作成するためのソフト
7
• [gnuplot_term,ps],[gnuplot_out_file,"C:/test/plot3d.eps"]
は ディレクトリー C:/test/に ファイル名 plot3d.eps で排出せよ
最後に ); の後ろで�� ��Shift +
�� ��Enter とすれば,ファイル plot3d.epsが作成される.しかし,液晶画面にはグラフは表示されないので %3 の行に
plot3d(exp(-sqrt(x^2+y^2)/2)*cos(%pi*sqrt(x^2+y^2)),[x,-4,4],[y,-4,4]);
があり,); の後ろで�� ��Shift +
�� ��Enter とすれば,次が液晶画面に現れる.
2018/4/30
8