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Cutting Master 3 導入操作説明書(Illustrator)
Adobe の Illustrator から Cutting Master 3 に出力する方法について以下に説明します。 なお Cutting Master 3 のインストール方法については別途資料を参照してください。 事前にプロッターと PC の接続を行い、用紙のセットを行ってください。
1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい
①Illustrator を立ち上げ、カットしたい文字を入力します。
②「ファイル(F)」より「Cutting Master 3」⇒「Cutting Master 3 に送信」をクリックしま
す。
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③設定によっては「アップデートのチェック」の表示がされることがありますが、新バージ
ョンがある場合は、[ダウンロード・ページへ…]を押してバージョンアップを行ってく
ださい。後から行う場合は[続行]をクリックします。
④「Cutting Master 3」が立ち上がります。 ⑤「Cutting Master 3」の設定画面が表示されます。
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⑥最初にページウィンドウが開きますので、メディアサイズを設定します。 プロッターのメディアサイズが判っている場合は、「幅」と「高さ」を入力しても良いので
すが、プロッターが接続されている場合は、「自動 カッティングプロッターから取得」を
選択することでプロッターにセットされているメディアのサイズが自動的に表示されます。 ⑦初期設定では、「回転」が 90°にセットされており、メディアの搬送方向にカットされま
すが、カットする向きを横方向に換えたい場合は、「回転」を 0°に設定します。
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⑧カット位置を移動したい場合は、オブジェクを選択してドラッグするか「位置」の中の X,Yの値を設定することで可能です。
⑨文字をカットした後にカス取り(文字の周りの不要な部分を取り除くこと)用の枠のカッ
トを行いたい場合は、 (カス取りのウィンドウを開きます。)をクリックします。 カス取りの設定の中の「カス取り枠」にチェックし、「パネルマージン」を任意の値で入力
すると文字の周りに四角の枠が作成され、文字をカットした後に周りの枠がカットされま
す。
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⑩ (カットラインの設定ウィンドウを開きます。)をクリックします。 「カット条件の適用」には「全て」を選択し、「色/レイヤー」は、「全てのライン」と 「ウィードライン」(カス取り枠)の両方にチェックします。 「カット条件」は、プルダウンメニューからプリセットされた条件を選択できますが、 プロッター上に設定されている条件でカットしたい場合は、「プロッター設定」を選択し
ます。 「カットジョブ後」の設定は、「原点に戻る」にチェックすることでメディアがセットされ
た最初の位置にカッターが戻ります。「紙送り」にチェックすると、シートでセットした
場合は、カット終了時プロッターの LCD にメディアの交換メッセージが表示されます。 ⑩ (カッティングプロッターウィンドウを開きます。)をクリックすると、現在接続され
ているプロッターが表示されます。
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※「ステータス:接続されていません」の表示がされる場合は、プロッターの接続が正
常にできていませんのでプロッターの電源が入っていることを確認し、接続を見直
してください。 ⑪「カット条件」をクリックすることで現在のプロッターに設定されているカット条件が表
示されます。プロッターで設定されている値を変更したい場合は、この画面で設定するこ
とでプロッターにも反映されます。
※ は、プロッターのカット条件を設定している条件番号になり
ます。この番号を選択することで予め設定されているカット条件が表示されます。
⑫[送信]をクリックすると、右横に接続されているプロッターの機種名が表示されますの
で、再度プロッターの機種名の上をクリックすることでプロッターにデータが送信されま
す。
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2.自動トンボ読み取りでシールをカットしたい
①シールにしたい図形が作成され、既にプリントデータとカットデータの 2 つにレイヤー分
けしてあるものとし、A3 サイズでカッティング台紙を使用しない場合の例として説明しま
す。トンボ印刷の設定のために定規とガイドを表示します。 ②トンボ読み取りに必要なマージンを下記のようにプロッターにセットした状態で左右が
20mm、先端が 15mm、後端が 35mm になるようにガイドを設定し、長方形ツールで図
形の周りに四角を描きます。この時、長方形が塗り潰し設定になっていて下の図形が隠れ
てしまっても問題ありません。※上記マージンは、少し余裕を見ています。
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③「ファイル(F)」⇒「Cutting Master 3」⇒「トンボ」を選択します。 ④「トンボ」の設定画面が開きますので、トンボパターンを選択します。 (例では「4 マーク、タイプ 2」を選択) 作成されるトンボの線の太さ(0.3mm 以上)と一辺の長さ(5.0mm 以上)が指定できます
が、なるべく初期状態で設定した方が、読み取り時のエラーが少なくなります。 「長方形を変換」にチェックします。(長方形が選択状態でないとグレーアウトしてチェッ
クできません)
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⑤画面の 4 隅にトンボが表示されます。 ※トンボの線の内側または外側の付近に図が印刷されていると、誤ってトンボとして検
出されてしまいますので、トンボの線の付近は図が入らないようにしてください。 ⑥このトンボを作成してからプリンタにシールを印刷します。(印刷が終ってからトンボを含
めた図形を変更しますとカット位置がずれますので、変更した場合は再度プリントし直す
必要があります) ⑦この印刷されたシールの向きを合わせてプロッターにセットします。 下記のようにプッシュローラがトンボの線の上に乗らないようにプッシュローラの位置を
調整してセットします。メディアをロード後、ポジションキーでカッターの先端を図のよ
うにトンボの内側に移動させてセットします。
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⑧「ファイル」⇒「Cutting Master 3」⇒「Cutting Master 3 に送信」を選択します。 ⑨設定によっては「アップデートのチェック」の表示がされることがありますが、新バージ
ョンがある場合は、[ダウンロード・ページへ…]を押してバージョンを行ってください。
後から行う場合は[続行]をクリックします。 ⑩「Cutting Master 3」が立ち上がります。
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⑪ (カットラインの設定ウィンドウを開きます。)をクリックします。 「カット条件の適用」から「レイヤー別」をクリックします。 「色/レイヤー」にカットラインのレイヤーとプリントデータのレイヤーが表示されたら カットしたいレイヤーのみにチェックをします。
「カット条件」は、プルダウンメニューからプリセットされた条件を選択できますが、 プロッター上に設定されている条件でカットしたい場合は、「プロッター設定」を選択し
ます。 ⑪ (カッティングプロッターウィンドウを開きます。)
をクリックすると、現在接続されているプロッターが表示 されます。 「カット条件」をクリックすることで現在のプロッター に設定されているカット条件が表示されます。 プロッターで設定されている値を変更したい場合は、この 画面で設定することでプロッターにも反映されます。
※ は、プロッターのカット条
件を設定しているグループになります。この番号を選
択することで予めプロッターに設定されているカッ
ト条件が表示されます。
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⑫[送信]をクリックすると、右横に接続されている
プロッターの機種名が表示されますので、再度プロ
ッターの機種名の上をクリックすることでプロッタ
ーにデータが送信されます。 プロッターのトンボ検出用センサーの赤いランプ
が点灯し、トンボのスキャンが開始されます。 ⑬全てのトンボが正常に読み取られると、カットが開始されます。 「トンボ検出エラー」が発生した場合は、読み取り開始位置が間違っていないか、 左右、前後の用紙端からトンボまでの距離が規定のマージンであるか調べてください。 ※規定のマージンになっていても奥側で「トンボ検出エラー」になる場合は、用紙が上
側に反り上がっていないか確認してください。 反り上がっている場合は、実際のシート長さより短く作図範囲が読み取られてしまい
ますので「トンボ検出エラー」が発生します。 この場合は、用紙のセット時に「シート」を選択せず、「ロール 1 先端検出」を選択
すると正常にトンボの読み取りができることがあります。 以上