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Date post: 16-Oct-2020
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Dell | | EMC CX3-20 × 1Dell | | EMC DAE4P × 2PowerEdge 2950Domain Server PowerEdge 2950Information Server PowerEdge 2950Order Server PowerEdge 2950File Share Server FC-Switch FC-Switch PowerEdge 2950Medical Server PowerEdge 2950EPR Server PowerEdge 2950Document Image Server PowerEdge 860OpenManage IT Assistant PowerEdge 2900Backup & NAVI トータル・ヘルスケア・サービスを実践し、 高付加価値の医療サービスを提供する医誠会病院。 その医療現場に不可欠な電子カルテシステムを デルの製品群と手厚いサポートでシステム全体を最適化。 Dell Report 医療法人医誠会 医誠会病院 24時間365日停めることのできないシステムの ハードウェア・プラットフォーム全体をデルで最適化。 信頼性向上とランニングコストの削減を図った。 シナリオ デルのトータルソリューションで電子カルテシステムをリプレース 医療法人医誠会 医誠会病院(以下、医誠会病院)では、 2001年に導入した電子カルテシステムのさらなる パフォーマンスおよび信頼性の向上、そして管理コストの削減を主目的に、ハードウェア環境をリプレースした。 デルは総合力を駆使し、このプロジェクトを全面的にサポート。これまで医療分野における基幹系システムな どの構築で培ってきた経験やノウハウを活かし、サーバおよびストレージ、クライアントPCの導入提案からハー ドの組み込み、アプリケーションやデータの移行、稼働後の保守サポートに至るきめ細かな対応に尽力した。 特に、導入に先立つ実機でのアプリケーション動作検証や機器の入れ替えなどの重要な局面で、デルのコ ンサルティングサポート「DPS (デル・プロフェッショナル・サービス)」がプロジェクトを牽引。わずか2週間での 移行を完遂させた。新システムでは、アプリケーションおよびデータベースサーバにコストパフォーマンスに優 れたPowerEdgeシリーズを、ストレージにはDell | EMCの大容量のSANアレイを採用。地域密着型のトータル・ ヘルスケア・サービスを支える上で欠くことのできない情報基盤がシンプルに統合された。 システム刷新のねらい 患者との情報共有を進め、質の高いチーム医療を追求 従来型の病院の概念を超える「医療を中心とした健康と美容のテーマパーク」へ――。人々の健康を多角 的にサポートするホロニクスグループは、このコンセプトに賛同する20 を超える病院、施設で構成される。ここ で中心的な役割を果たすのが、急性期病院として、高付加価値の医療サービスを提供している医療法人医 誠会 医誠会病院だ。 病診連携・病患連携を推進する同院において、極めて重要な意味を持つのが電子カルテシステムだ。という のも、患者との情報共有やコミュニケーションの促進、チーム医療の質向上、地域医療連携の実現など、す べてにおいて電子カルテがその鍵を握るからだ。そこで同院では電子カルテシステムを導入・運用してきた。 しかし導入から5年以上が経過し、パフォーマンスの問題や TCOの増大といった問題が顕在化してきたため、ハードウェア・ プラットフォームの刷新を決断。デルのソリューションで一 本化し、信頼性・可用性の強化と、運用の合理化などによ TCOの削減を実現した。 本稿ではソリューションを選定した際に決め手となったポイ ントや、今後見込まれる効果などについて、医誠会 病院長 の房本英之氏、および同院のグループ会社であり、今回の システム構築において中心的な役割を果たした株式会社 インフォネット 代表取締役の坂口卓司氏に話を伺った。 ホロニクスグループの中核を担い、国内でも有数の先 端医療を展開している。ロボット手術や前立腺癌、子 宮筋腫に対する集束超音波治療、癌の免疫化学療法、 3次元CTによる人体内部のヴァーチャル画像表示や 仮想内視鏡などはその一例だ。専門性を備えた24セ ンターの相互連携による患者本位のオーダーメード医 療に特色があり、脳卒中センター、心・血管診断治療 センター、呼吸器センター、内視鏡療法センターなど各 科の専門医や医療スタッフによる総合的集学的診療 体制のもと、診断・治療に取り組んでいる。病床数は 327床。 医療法人医誠会 医誠会病院 http://www.iseikaihp.or.jp/ 医療法人 医誠会 医誠会病院 ●医療法人医誠会 医誠会病院のシステム概要 電子カルテシステム事例 医誠会病院では患者とのコミュニケーションの促進にも 電子カルテをフルに活用している 電子カルテは、現場にとってもはや不可欠なシステム。 チーム全体で迅速な情報共有を行っている
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Page 1: Dell ReportDell Report 背景 トータル・ヘルスケア・サービスを支える電子カルテシステム 医療保険制度の見直しや医師・看護師の人材不足など、昨今病院の経営環境は難題を抱え、大きな潮目を

Dell || EMC CX3-20 × 1台 Dell || EMC DAE4P × 2台

〈PowerEdge 2950〉 Domain Server

〈PowerEdge 2950〉 Information Server

〈PowerEdge 2950〉 Order Server

〈PowerEdge 2950〉 File Share Server

FC-Switch

FC-Switch

〈PowerEdge 2950〉 Medical Server

〈PowerEdge 2950〉 EPR Server

〈PowerEdge 2950〉 Document Image Server

〈PowerEdge 860〉OpenManage IT Assistant

〈PowerEdge 2900〉 Backup & NAVI

トータル・ヘルスケア・サービスを実践し、 高付加価値の医療サービスを提供する医誠会病院。 その医療現場に不可欠な電子カルテシステムを デルの製品群と手厚いサポートでシステム全体を最適化。

Dell Report

医療法人医誠会 医誠会病院

24時間365日停めることのできないシステムの ハードウェア・プラットフォーム全体をデルで最適化。 信頼性向上とランニングコストの削減を図った。

シナリオ デルのトータルソリューションで電子カルテシステムをリプレース

医療法人医誠会 医誠会病院(以下、医誠会病院)では、2001年に導入した電子カルテシステムのさらなるパフォーマンスおよび信頼性の向上、そして管理コストの削減を主目的に、ハードウェア環境をリプレースした。デルは総合力を駆使し、このプロジェクトを全面的にサポート。これまで医療分野における基幹系システムなどの構築で培ってきた経験やノウハウを活かし、サーバおよびストレージ、クライアントPCの導入提案からハードの組み込み、アプリケーションやデータの移行、稼働後の保守サポートに至るきめ細かな対応に尽力した。特に、導入に先立つ実機でのアプリケーション動作検証や機器の入れ替えなどの重要な局面で、デルのコンサルティングサポート「DPS(デル・プロフェッショナル・サービス)」がプロジェクトを牽引。わずか2週間での移行を完遂させた。新システムでは、アプリケーションおよびデータベースサーバにコストパフォーマンスに優れたPowerEdge™シリーズを、ストレージにはDell | EMCの大容量のSANアレイを採用。地域密着型のトータル・ヘルスケア・サービスを支える上で欠くことのできない情報基盤がシンプルに統合された。

システム刷新のねらい 患者との情報共有を進め、質の高いチーム医療を追求

従来型の病院の概念を超える「医療を中心とした健康と美容のテーマパーク」へ――。人々の健康を多角的にサポートするホロニクスグループは、このコンセプトに賛同する20を超える病院、施設で構成される。ここで中心的な役割を果たすのが、急性期病院として、高付加価値の医療サービスを提供している医療法人医誠会 医誠会病院だ。 病診連携・病患連携を推進する同院において、極めて重要な意味を持つのが電子カルテシステムだ。というのも、患者との情報共有やコミュニケーションの促進、チーム医療の質向上、地域医療連携の実現など、すべてにおいて電子カルテがその鍵を握るからだ。そこで同院では電子カルテシステムを導入・運用してきた。しかし導入から5年以上が経過し、パフォーマンスの問題やTCOの増大といった問題が顕在化してきたため、ハードウェア・プラットフォームの刷新を決断。デルのソリューションで一本化し、信頼性・可用性の強化と、運用の合理化などによるTCOの削減を実現した。 本稿ではソリューションを選定した際に決め手となったポイントや、今後見込まれる効果などについて、医誠会 病院長の房本英之氏、および同院のグループ会社であり、今回のシステム構築において中心的な役割を果たした株式会社インフォネット 代表取締役の坂口卓司氏に話を伺った。

ホロニクスグループの中核を担い、国内でも有数の先端医療を展開している。ロボット手術や前立腺癌、子宮筋腫に対する集束超音波治療、癌の免疫化学療法、3次元CTによる人体内部のヴァーチャル画像表示や仮想内視鏡などはその一例だ。専門性を備えた24センターの相互連携による患者本位のオーダーメード医療に特色があり、脳卒中センター、心・血管診断治療センター、呼吸器センター、内視鏡療法センターなど各科の専門医や医療スタッフによる総合的集学的診療体制のもと、診断・治療に取り組んでいる。病床数は

327床。

医療法人医誠会 医誠会病院 http://www.iseikaihp.or.jp/

医療法人 医誠会 医誠会病院

●医療法人医誠会 医誠会病院のシステム概要

電子カルテシステム事例

医誠会病院では患者とのコミュニケーションの促進にも 電子カルテをフルに活用している

電子カルテは、現場にとってもはや不可欠なシステム。チーム全体で迅速な情報共有を行っている

Page 2: Dell ReportDell Report 背景 トータル・ヘルスケア・サービスを支える電子カルテシステム 医療保険制度の見直しや医師・看護師の人材不足など、昨今病院の経営環境は難題を抱え、大きな潮目を

Dell Report

背景 トータル・ヘルスケア・サービスを支える電子カルテシステム

医療保険制度の見直しや医師・看護師の人材不足など、昨今病院の経営環境は難題を抱え、大きな潮目を迎えている。こうした状況について、医誠会病院の房本氏は「医療機能の分化ならびに、保健・医療・福祉が一体となった地域連携が欠かせません。様 な々角度から細やかなケアを行うチーム医療に基づく、オーダーメードのトータル・ヘルスケア・サービスの重要性がますます高まるでしょう」と話す。同院では、こうした考え方に基づき、患者の意思や権利を最大限に尊重したインフォームドコンセントやセカンドオピニオンを実施している。 この取り組みを実現する上で基盤となっているのが電子カルテシステムである。というのも、チーム医療や地域連携といった同院の考え方を具現化するには、様々な「情報」がキーとなるからだ。そこで同院では2001年という早い段階から、電子カルテシステムを導入し、情報を速やかに開示・共有できる仕組みを構築してきた。「カルテは患者も読めるように日本語で記入され、PC端末は鉛筆やボールペンの代わりになるほど現場に定着しています」と房本氏は説明する。それだけに、電子カルテシステムに突きつけられる要件は非常にシビアなものとなる。「医療は24時間365日、常に患者の容態を把握する必要があります。そのため、電子カルテシステムもダウンタイムを極小化した高い信頼性と可用性が第一に求められます」とインフォネットの坂口氏は説明する。

課題とソリューションの概要 システム負荷の増大と部分最適化の解消が課題

電子カルテシステムの運用開始後、5年近くが経過した頃から、システムについていくつかの問題が顕在化するようになった。「電子カルテシステムで取り扱うデータ量が当初想定していた倍のペースで増加したため、システムにかかる負荷が増大し、パフォーマンスの劣化が顕著になりました」と坂口氏は打ち明ける。もう一つの大きな課題となっていたのが、各種ベンダのサーバやクライアントPCが混在し、その結果TCOが増大していた点だ。具体的には、メンテナンス窓口の分散化による障害発生時の復旧の遅れやランニングコストの上昇、管理工数の増大などが挙げられたが、その他にも機器類の消費電力増加に伴う発熱や空調設備やレイアウトの再検討も必要とされていたという。「こうした部分最適化を解消して、現行システムの維持管理にかかる経費や手間を抑え、そのリソースを医療サービス向上などに向けた新たなシステム開発企画や設計に振り向けたかったのです」と坂口氏は述べる。そこで、システムの年間保守の契約終了が近づいていた2006年暮れに、ベンダ数社に提案を依頼。2007年1月にデルをパートナーに選定し、インフォネットや電子カルテシステム「e-カルテ」を提供する株式会社ソフトウェア・サービスと緊密な連携を図り、仕様を詰めていった。移行に許された期間は実質2週間。ミッションクリティカルなシステムであるために時間的な猶予はほとんどなかったが、DPSは迅速にシステムのチューニングを行い、スケジュールを守り切った。

デル選定のポイント 医療関連システムの構築と迅速なサポートの実績が決め手

デルを選定した最大の理由は、ハードウェア製品の高いコストパフォーマンスもさることながら、実績や提案内容で群を抜いていたからだ。 「医療関連の基幹系システムの構築案件をこれまで数多く手がけた実績があるからだと思いますが、頂いた提案が他のベンダよりも数段掘り下げた内容でした。事実、システム構築やデータ移行におけるアドバイスなども的確でした」と坂口氏は振り返る。 これに加え、他のホロニクスグループの病院などにおける電子カルテシステムの構築やクライアントPCの導入実績、さらにはサーバゴールドサポートでの迅速なトラブルシューティングを通して築かれた信頼関係も決定を後押しした。 新システムでは、ファイルサーバなどに、デュアルコアインテル®Xeon®プロセッサーを搭載したPowerEdge™2950×14台、PowerEdge™2900×1台、およびPowerEdge™860×1台を導入。ストレージについては、Dell | EMCのCX3-20、およびDAE4Pを採用し、デル製品で全体最適化を図った。デルの湯口は「将来的なパフォーマンスや安定性を勘案し、SAN技術が最適であるという確信のもとで提案しました」と述べる。房本氏も「魅力ある病院を作るには、選択と集中を図り、重要なところに経営リソースを重点的に投入することが肝要。ストレージについても『情報』が集約される非常に重要なシステムであるため、将来性を考慮した上で、良いものであれば積極的に取り入れたいと考えていました」と述懐する。

今後の期待と展望 グループの情報基盤の全体最適化も期待

新・電子カルテシステムは、今年4月に稼働したばかりであり、本格的な導入効果が見えてくるのはこれからだ。しかし、会計データなどの計算処理のパフォーマンスは明らかに改善したと坂口氏。さらに「シングルベンダ化したことで、保守窓口の一元化と費用削減が可能になるなど、ほぼ計画した通りの成果を得られる見通しです。システムを利用するユーザーの教育にかける時間も短縮しそうです」と、早くも手応えをつかんでいる。またサーバ台数も削減されたほか、ワット性能比の高いEnergy Smart構成サーバを導入できたことで、サーバルームの設計が容易になり、省スペース化につながっている。 堅固なシステムインフラが整備されたことから、Dell | EMC製品や仮想化ソリューションを活用してサーバ統合を一層推し進め、管理費用を削減するプランも動き始めた。 「運用や保守といったシステム維持のためにかかる経費の抑制などは引き続き見直していきたいと考えています。そのためにもデルの協力が必要です」と坂口氏は述べる。一方、房本氏も「個々の病院だけでなく、ホロニクスグループの情報基盤全体を最適化しなければ情報化のスケールメリットは出ません。今後もパートナーとして最新の技術動向など色 と々教えて欲しいですし、本当に力を発揮してもらうのはこれからだと思っています」と語る。医誠会病院が構築した将来性の高いITインフラはさらなる経営強化の布石となりそうだ。

管理コストの増大を招いていた マルチベンダ環境を デル製品でシンプルにリニューアル。 仮想化技術によるサーバ統合も視野に。

PowerEdge、Dell | EMC、Dellロゴは、米国Dell lnc.の商標または登録商標です。 インテル、Xeonは、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。 その他の社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

医療法人 医誠会 医誠会病院 医療統括管理者 病院長

房本 英之氏

株式会社インフォネット 代表取締役

坂口 卓司氏

デル株式会社 公共営業本部

アカウント・エグゼクティブ

湯口 俊哉

デル株式会社 公共営業本部

澤口 歩

デル株式会社 ソリューション・サービス本部

コンサルティング第一部 マネージャー

西川 直樹

デル株式会社 アドバンスト・システムズ・グループ

テクニカル・セールス・レプリゼンタティブ

多田 拓也

デル株式会社 アドバンスト・システムズ・グループ

システムコンサルタント

西本 智哉

社内リソースの迅速な調整が 2週間の構築を実現した鍵でした

要件にあがった様々な内容について 応えられたことが嬉しいです

サーバの、設置環境から、時期、検証 導入方法まで綿密な計画のもと行いました

戦略的なITインフラ構築のお手伝いを これからもしていきたいですね

構築の際のテクニカルな部分で 迅速に対応できたと評価を頂きました

電子カルテシステム事例


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