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Dokkyonews462 H1 fix民事手続 仲裁 担当科目 民事訴訟法 民事執行・保全法...

Date post: 21-Feb-2020
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退調調学部長メッセージ A DEAN MESSAGE 24 続・大 学 卒 業 後の 進路について 法学部長  小川 健 OGAWA Takeshi 慶應義塾大学(法学修士) ■専 民事手続 仲裁 ■担当科目 民事訴訟法 民事執行・保全法 倒産法 2
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学部長メッセージ

キャンパスニュース

 

民間企業への就職については、昨年ここ

に記事を書きましたから、そちらをご覧く

ださい。今回は資格試験(司法試験、司法書

士、行政書士、税理士、公認会計士等)と公

務員試験についてです。

 特定の仕事をやりたくて、これを業務と

する公務員になる、または必要な資格をと

るということはもちろんあるわけですが、

それ以外でも公務員や資格を狙うことが

適切な場合があります。

 たとえば、初対面の人になかなか評価し

てもらえないと感じている方などです。景

気の良し悪しに関わらす、学生の⅓ぐらい

は苦もなく希望する所に就職口を見つけま

す。また他の⅓ぐらいの学生は、どんなに景

気が良くても就職に苦労します。景気に左

右されるのは残りの⅓ぐらいということに

なります。景気が良くても就職に苦労する

タイプの学生というのは、だいたい他人と、

特に初対面の相手と接するのが苦手な人

たちです。このタイプの学生はある程度付

合ってみれば、知的能力も高く性格も良い

ことが多いのですが、現在の民間企業の採

用の仕方では、学生の人格や能力のごく表

面的な部分しか評価することができないた

め、このような結果になっているのです。も

ちろん、訓練や慣れにより、初対面の人とも

自然に話ができるようにはなるのですが、

それなりの時間を要します。就職活動が事

実上始まる3年生の夏休みまでにこれを克

服する自信がなければ、筆記試験中心に評

価をする資格試験や公務員試験を狙うと

いうことが在って良いかと思います。

 また、女性については、結婚して家庭を

持っても仕事を続けようと思うのなら、公

務員も選択肢の一つと考えて良いでしょ

う。公務員でも、例えば中央省庁など、国会

の時期には泊まり込みや徹夜が当たり前

という部署もありますが、多くのところで

は、9時登庁5時退庁が普通です。やりが

いのある仕事もたくさんあります。子供の

保育園等の利用についても優遇されます。

もちろん女性が仕事に全てをかけて働くと

いう選択もあります。しかし、大半の人が

民間企業で働き、その民間企業の多くでは

夜9時前に家に帰ってくるのが難しいとい

う異常な勤務状態である以上、自らも民間

企業でフルタイムで定年まで働くというこ

とになれば、安定した家庭を築くことは、

現実的には相当難しい状況だということは

理解しておいた方が良いでしょう。

 なお、公務員や資格を持って働く選択を

する際、実際の職場を、OBやOG等の伝手

を頼って見て知っておくべきことは、いうま

でもありません。

 さて、これらの試験について、どのように

準備をしたら良いのでしょうか。

 実力だけで資格試験や公務員試験で勝

負しようとして失敗する方が結構いま

す。真面目で、優秀な学生に、むしろ多い

のですが、試験は所詮試験です。皆さんの

人格や能力を全面的に試すものではあり

ません。もちろん、仕事をするのに実力が

なければ困りますが、試験自体はそのよう

なものと割切って対処すべきです。運転免

許を持っている方なら、運転免許の筆記試

験には、交通法規が分かっているだけでは

合格しないということが解るでしょう。問

題の出され方、どんなところを聞いてくる

のかを知らなければ試験にはなかなか受

かりません。どの試験でもこれは同じで

す。設問の仕方、どのようなところで受験

者をふるい分けようとーー引掛け方と

いってもよいでしょうーーするかは、それ

ぞれの分野である程度決まっています。し

たがって、出題される分野の全体像を把握

した上で、いわゆる「過去問」を徹底的にや

るのが試験合格への早道です。

 短答式の試験なら、同一の過去問集を数

回はやって、問題を一目見ただけで、「これ

はこれが正解」と解るようになるまでやる

ことです。最初は各選択肢が、なぜこれは

正答で、これは誤答かということを解答例

や解説、教科書等を読んで理解しながら時

間をかけて解き、二回目からは、普通に解い

て間違ったところを調べて確認するという

風にします。

 

論述式なら、過去の出題を見て、それぞ

れについてどんな点を論じなければならな

いのか(論点といいます)を確認し、論点に

ついて自分はどのようなことをどの順で書

くのか実際に書いてみることをします。こ

れを繰り返していくうちにどのようなとこ

ろが出そうかも分かってきます。文章を書

くのが苦手な人は、今の日本語表現の基礎

となっている、漱石、鷗外、芥川等の明治時

代の作家の短編集等を読んで、どういう表

現をしたら、どういうことが読み手に伝わ

るのかということを身につけておくことも

大切です。

 試験一月前ぐらいになったら、短答式で

も論述式でも、実際の試験時間で問題を解

くということを繰り返して、体に解答作成

のペースを覚えさせます。論述式について

は、過去問と自分の予想する問題について、

論点を確認し、何をどういう順で書くのか

頭の中で整理するということもやった方が

良いでしょう。

 それぞれの試験について、予備校が今は

あるでしょうが、予備校で座って授業を聞

いていても試験には受かりません。勉強の

仕方が分からない初めのうちは、利用して

みても良いでしょう。しかし、本当に身につ

くのは自分で問題を読んで、どう解答する

か調べて考え、論述式ならどう解答するか

実際に書いてみることを通じて得たもの

です。

 

実際に、私の周りでも、資格試験や公務

員試験に合格しているのは、本屋で過去問

集や自分にあった参考書、長丁場の試験な

ら、試験勉強をする意欲をどうやって維持

するか等についての指南書等を買って自力

で勉強した学生が多いようです。結局は、

試験勉強をし続けるように自分を持ってい

くことができるかどうかが勝負のように思

います。

 ただ、模試等があるものについては、自分

の弱点等、特に勉強すべきところを見つけ

たり、受験者の中のおおよその位置を知る

ために受けてみるのも良いでしょう。

資格試験や公務員試験を目指すのは

実力で合格しようと思うな

予備校と自力学習

学部長メッセージA DEAN MESSAGE

第24回

続・大学卒業後の進路について

法学部長 小川 健

OGAWA Takeshi慶應義塾大学(法学修士)

■専  門  民事手続 仲裁

■担当科目 民事訴訟法 民事執行・保全法 倒産法

つ て

 8月3日、4日、24日、25日の4日間、夏のオープンキャンパスを学内で開催した。受験を間近に控えた高校3年生に加え、夏休みの課題として参加した高校1、2年生やご父母など、遠方からの参加もあり、4日間で計10,247名の来場があった。 今回のオープンキャンパスでは、学部学科体験のほか、在学生が高校生に学科カリキュラムや学生生活を紹介する学科企画スペースが設けられ、終日賑わいを見せていた。 また、予備校講師による入試対策講座や、受験勉強の方法など学生自らの体験を語る「在学生によるトークライブ」には、多くの高校生が参加し、熱心にメモを取る姿が至るところで見られた。 「大学入試を目前に控えた高校3年生の真剣な姿に加えて、大学入学共通テストの導入初年度となる高校2年生と1年生の参加も多く見られた」と入試部長は語った。次回のオープンキャンパスは10月6日(日)に開催予定。

4日間で1万人超が来学夏のオープンキャンパスを開催

 8月3日、外国語学部主催「第21回全国高校生ドイツ語スピーチコンテスト」が行われた。今回は、東北地方から沖縄までの43校から169名の応募者があり、予選を勝ち抜いた21名の高校生が本選に挑み、レベルの高いスピーチを展開した。 結果発表に先立ち、「音で旅するドイツ ~知っていますか?この音楽を。知っていますか?この時代を。~」と題した演奏会が行われた。井後和恵氏(ピアノ)、ウィリアム・プランクル氏(チェロ)、与那城敬氏(バリトン)による演奏は、聴衆を魅了した。 会場の天野貞祐記念館大講堂には約200名が集まり、高校生のはつらつとしたドイツ語に聴き入っていた。 審査結果はhttp ://www.dokkyo .ac . jp/news/deta i l / id/6996/odir/ka_d-speech/を参照。

第21回全国高校生ドイツ語スピーチコンテスト 開催

 6月23日、第16回国際交流フェスティバル「草加国際村一番地」(主催・草加市国際交流協会、共催・獨協大学)が、本学キャンパスで開催された。世界各国出身の草加市民が本学学生とともに、自国の文化・料理・音楽・ダンスや民族衣装を披露し、来場者との交流を深めた。 「ワールド・ランゲージ」という企画には、海外協定校からの留学生が参加し、各国の言語で高校生や市民、子どもたちとの会話を楽しんだ。本学学生団体やゼミも多数参加し、研究発表や交流型イベント・ジャグリング・フリーマーケットや物販等が多くの来場者の注目を集めた。 当日は老若男女約6000名が来場し、本学で毎年開催される国際交流イベントを楽しんだ。

第16回国際交流フェスティバル「草加国際村一番地」開催

 6月23日、天野貞祐記念館大講堂において、外国語学部フランス語学科企画コンサート「エリック・サティ フランスでいちばん尖った音楽家!?」が開催され、約550名が来場した。 エリック・サティは、クラシック音楽の枠組みを超え、現代音楽につながる先駆的な試みをかさねたフランス人作曲家として知られる。今回は、そのピアノ曲を中心に紹介し、守田絢子氏によるソロ演奏、渡辺秋香氏との連弾が披露された。バレエ音楽『パラード』では、打楽器奏者の高口かれん氏、新野将之氏も加わり、手作りの「ボトルフォン」やタイプライター、サイレンなどの特殊楽器も登場。ダラスネオクラシックバレエ提供のバレエ映像がスクリーンに投影されるなか、息の合った演奏が行われた。また守田氏とジョルジュ・ヴェスィエールフランス語学科専任講師による解説やフランス語の朗読も行われ、コンサートは盛況のうちに幕を閉じた。 コンサートに先立ち、同日昼にダイジェスト版の演奏会も実施され、約200名が参加した。

第13回フランス語学科企画コンサート 開催

ワールド・ランゲージには草加高校の生徒50名を含む、約260名が来場。高校生からは「留学生とテーブルを囲んで会話ができて良い雰囲気だった」「近い距離で話したので緊張したが、良い経験になった」とのコメントがあった。

梅雨空に負けないほど活気のある屋台。バラエティに富んだ世界各国のメニューや本場の味を楽しもうと各屋台には長い列ができていた。

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