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CASE STUDY 参天製薬株式会社 様 世界各拠点とのコラボレー … · 2013-12-11 ·...

Date post: 18-Jun-2020
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コミュニケーションの促進へ Microsoft Lync Serverを導入 世界10カ国以上に拠点を擁し、製品販売 は50カ国以上におよぶというグローバル カンパニー、参天製薬株式会社。ビジネス のグローバル展開に伴い、世界各地との コミュニケーションが増えていく中で、いく つかの改善点が浮き彫りになった。 「従来は電話とメールがコミュニケーション の主体でした。しかし、時差があるため、リアル タイムのコミュニケーションは容易ではあり ません。メールを送っても読んでいないの ではないかという不安もあります。顔を見て 話をする機会が少ないため、信頼感に裏付 けされた本当の意味でのコミュニケーション を開始するには時間を要していました」と語 るのは、参天製薬株式会社 情報システム本部 インフラシステムグループ インフラシステム チーム 亀井 聡氏だ。グローバル化が進み、 海外への出張も増えたことで他の会議に 出席できないというケースがあったという。 また、同社のコミュニケーション基盤は 大きく日本、米国、欧州と3つのリージョンに 分かれており、 ITを活用することで、それぞれ のリージョンとのさらに緊密な連携を促進 していきたい想いもあったという。 そこで数年前から、世界各拠点の社員が 密に連携ができるコミュニケーション基盤 の検討を続けてきた。そうした中で同社が コミュニケーション基盤として着目したのが 「Microsoft Lync Server」である。 「欧州リージョンの中心であるフィン ランド(Santen Oy)では以前より、Office Communications Server (OCS)を導入し、 コミュニケーションに活用していて、日本でも 試験的に一部のユーザはOCSを使っていま した。使い勝手も良く、コミュニケーション基盤 として優れているということで、OCSの後継 であるMicrosoft Lync Serverをグローバル で導入することを決定しました」(亀井氏) Microsoft Lync Serverを導入し、世界各国 に点在するCisco社のテレビ会議システム も活用して、グローバルで緊密に連携できる 新たなコミュニケーション基盤を構築する こととなった。 裏付けされた技術力と 信頼・安心感が採用のポイント 同社ではMicrosoft Lync Serverの導入決定後、 その構築にあたるパートナーの選定に入った。 コンペによって、数ある中からパートナーと して選ばれたのがCSK Winテクノロジだ。 CSK Winテクノロジの提案は、Microsoft 創業1890年。眼科とリウマチに特化したスペシャ リティ・カンパニー として、人々の目とからだの健康 維持・増進に寄与するための事業活動を行って いる。基本理念は、社名の由来でもある「天機に 参与する」。従業員一人ひとりが参天製薬の一員 としての自覚を持ち、理念を理解し、自ら考え、 実行することで、患者さんと患者さんを愛する 人たちを中心に、広く社会への貢献を果たすこと を使命と考え、人々の「ひとみ」と「からだ」の健康 維持・増進に寄与していく。 参天製薬株式会社 所在地/〒530-8552 大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪 タワーA 代表者/黒川 明 創業/1890年 資本金/70億8,000万円 (2013年3月31日現在) 従業員数/3,050名(連結) (2013年3月31日現在) URL/http://www.santen.co.jp User Profile 世界各拠点とのコラボレーションへ。 Microsoft Lync Serverを活用した コミュニケーション基盤を刷新 世界各拠点とのコラボレーションへ。 Microsoft Lync Serverを活用した コミュニケーション基盤を刷新 「世界で存在感のあるスペシャリティ・カンパニー」の実現を目指すことを長期的な経営ビジョ ンに掲げる参天製薬株式会社。2013年、同社ではCSK Winテクノロジの支援のもと、 Microsoft Lync Serverを活用し、グローバルコミュニケーション基盤を刷新。世界各拠点 で働く社員同士のコミュニケーションやコラボレーション促進を実現した。 参天製薬株式会社 様 CASE STUDY 世界10カ国以上に拠点があり、製品販売は50カ国以上にもおよぶ参天製薬株式会社。眼科とリウマチ領域に特化した スペシャリティ・カンパニーとして、人々の目とからだの健康維持・増進に寄与している。 「Lyncを活用したグローバルコミュニケーションシステム」導入事例
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Page 1: CASE STUDY 参天製薬株式会社 様 世界各拠点とのコラボレー … · 2013-12-11 · のリージョンとのさらに緊密な連携を促進 していきたい想いもあったという。

コミュニケーションの促進へMicrosoft Lync Serverを導入 世界10カ国以上に拠点を擁し、製品販売

は50カ国以上におよぶというグローバル

カンパニー、参天製薬株式会社。ビジネス

のグローバル展開に伴い、世界各地との

コミュニケーションが増えていく中で、いく

つかの改善点が浮き彫りになった。

 「従来は電話とメールがコミュニケーション

の主体でした。しかし、時差があるため、リアル

タイムのコミュニケーションは容易ではあり

ません。メールを送っても読んでいないの

ではないかという不安もあります。顔を見て

話をする機会が少ないため、信頼感に裏付

けされた本当の意味でのコミュニケーション

を開始するには時間を要していました」と語

るのは、参天製薬株式会社 情報システム本部

インフラシステムグループ インフラシステム

チーム 亀井 聡氏だ。グローバル化が進み、

海外への出張も増えたことで他の会議に

出席できないというケースがあったという。

 また、同社のコミュニケーション基盤は

大きく日本、米国、欧州と3つのリージョンに

分かれており、ITを活用することで、それぞれ

のリージョンとのさらに緊密な連携を促進

していきたい想いもあったという。

 そこで数年前から、世界各拠点の社員が

密に連携ができるコミュニケーション基盤

の検討を続けてきた。そうした中で同社が

コミュニケーション基盤として着目したのが

「Microsoft Lync Server」である。

 「欧州リージョンの中心であるフィン

ランド(Santen Oy)では以前より、Office

Communications Server(OCS)を導入し、

コミュニケーションに活用していて、日本でも

試験的に一部のユーザはOCSを使っていま

した。使い勝手も良く、コミュニケーション基盤

として優れているということで、OCSの後継

であるMicrosoft Lync Serverをグローバル

で導入することを決定しました」(亀井氏)

 Microsoft Lync Serverを導入し、世界各国

に点在するCisco社のテレビ会議システム

も活用して、グローバルで緊密に連携できる

新たなコミュニケーション基盤を構築する

こととなった。

裏付けされた技術力と信頼・安心感が採用のポイント 同社ではMicrosoft Lync Serverの導入決定後、

その構築にあたるパートナーの選定に入った。

コンペによって、数ある中からパートナーと

して選ばれたのがCSK Winテクノロジだ。

 CSK Winテクノロジの提案は、Microsoft

創業1890年。眼科とリウマチに特化したスペシャ

リティ・カンパニー として、人々の目とからだの健康

維持・増進に寄与するための事業活動を行って

いる。基本理念は、社名の由来でもある「天機に

参与する」。従業員一人ひとりが参天製薬の一員

としての自覚を持ち、理念を理解し、自ら考え、

実行することで、患者さんと患者さんを愛する

人たちを中心に、広く社会への貢献を果たすこと

を使命と考え、人々の「ひとみ」と「からだ」の健康

維持・増進に寄与していく。

参天製薬株式会社

■ 所在地/〒530-8552     大阪市北区大深町4番20号     グランフロント大阪 タワーA■ 代表者/黒川 明■ 創業/1890年■ 資本金/70億8,000万円     (2013年3月31日現在)■ 従業員数/3,050名(連結)      (2013年3月31日現在)■ URL/http://www.santen.co.jp

User Profile

世界各拠点とのコラボレーションへ。Microsoft Lync Serverを活用したコミュニケーション基盤を刷新

世界各拠点とのコラボレーションへ。Microsoft Lync Serverを活用したコミュニケーション基盤を刷新「世界で存在感のあるスペシャリティ・カンパニー」の実現を目指すことを長期的な経営ビジョンに掲げる参天製薬株式会社。2013年、同社ではCSK Winテクノロジの支援のもと、Microsoft Lync Serverを活用し、グローバルコミュニケーション基盤を刷新。世界各拠点で働く社員同士のコミュニケーションやコラボレーション促進を実現した。

参天製薬株式会社 様CASE STUDY

世界10カ国以上に拠点があり、製品販売は50カ国以上にもおよぶ参天製薬株式会社。眼科とリウマチ領域に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、人々の目とからだの健康維持・増進に寄与している。

参天製薬株式会社

情報システム本部

インフラシステムグループ

インフラシステムチーム

亀井

「Lyncを活用したグローバルコミュニケーションシステム」導入事例

Page 2: CASE STUDY 参天製薬株式会社 様 世界各拠点とのコラボレー … · 2013-12-11 · のリージョンとのさらに緊密な連携を促進 していきたい想いもあったという。

参天製薬株式会社 様CASE STUDY

「Lyncを活用したグローバルコミュニケーションシステム」導入事例

Lync Server 2010に加え、既存のテレビ会議

システムを活用するためにCisco TelePresence

Video Communication Server(VCS)を導入。

国内外すべてのユーザがLyncクライアント

を利用してプレゼンスの確認やテレビ会議

を行うことが可能となるというものだった。

 亀井氏はCSK Winテクノロジからの提案

について、その印象を次のように語る。

 「提案内容1つ1つが技術的に裏付けられ

たものでした。CSK Winテクノロジは弊社

からの疑問に対して、確実に『できること』

と『できないこと』を明示してくれました。

とても信頼感と安心感がありました。そして、

プロジェクト進行中においてもその姿勢は

変わらず、多数のSIベンダーの中でも非常

に高い技術力を実感しました」

 コミュニケーション基盤を構築する技術力

に加え、信頼感、そして要件となっていた

スケジュールマネジメント、コストなどに

ついても満足のいく提案を行ったCSK Win

テクノロジが選ばれたのだ。

 その後、コミュニケーション基盤の構築

がスタート。構築には海外とのやり取りが

多くなり、苦労があったと亀井氏は振り返る。

 「グローバルコミュニケーションの向上と

いう目的では各国一致していましたが、実作

業に入るとやはり海外とのやり取りというの

は苦労がありました。構築中には海外のテ

レビ会議システムの設定やCiscoの仕様変

更に戸惑いましたが、CSK Winテクノロジに

ご協力いただき、最終的には想定通りの基

盤が完成しました」(亀井氏)

 構築作業は約4カ月。短期間で新たな

グローバルコミュニケーション基盤の構築

は完了した。

タイミングが良く親近感・信頼感のある コミュニケーションが実現 コミュニケーション基盤の稼働開始後は、

Lyncクライアントを利用する社員向けに、

亀井氏は製品の紹介や使い方の説明会を

実施。今では多くの社員がLyncクライアントを

活用したコミュニケーションを行っているという。

 「一番の効果はプレゼンス、相手の在席

状況が確認できるというところですね。社員

からもタイミングの良いコミュニケーション

が取れるようになったと評価が高いです。

それに、PCからテレビ会議に参加できるの

で大変好評です。出張先からでも参加可能

なので、重要な会議に欠席せずにすみます」

と亀井氏。さらに、テレビ会議では顔を合わせ

ながら進められるので「親近感や信頼感が

向上する」と効果を強調する。

 今回のコミュニケーション基盤構築では、

既存のIP-PBXと連携することで、Lyncクライ

アントから直接電話やテレビ会議に参加

することが可能で、利便性の高いシステムと

なっている。IP-PBXとの連携はモバイル

ワーキング支援という側面で、今回は一部

の利用頻度の高い部門のみに導入したが、

他の部門にも展開していく予定だ。

 今後は出張費の削減などの効果も現れ

るはずだ。

 「まずはコスト削減というよりも、コミュニ

ケーション基盤の導入により、離れた場所の

社員同士がコミュニケーションを密に取れ

る環境ができたということが大きいと思い

ます。まだスタートの段階です。これですべて

ができたとは思っていませんが、業務効率や

スピードアップに効果があり、導入は成功と

考えています」(亀井氏)

 最後に亀井氏にCSK Winテクノロジへ

の評価と今後の展望を伺った。「CSK Win

テクノロジの技術力、サポート力など高く評価

しています。弊社ではIT環境にマイクロソフト

製品を選ぶケースが多いのですが、マイクロ

ソフト製品に強いというところも特に心強く

思っています。今後もビジネスを進めていく

ために、IT導入のサポートや、ユーザがいか

にこれらのツールをビジネスに活用していく

かに重点を置いて、活用促進や機能追加など

を進めていきます」と語り、締めくくった。

株式会社CSK Winテクノロジ東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビル Tel:03-3343-2512 Fax:03-3343-2644 http://www.cskwin.com/

■参天製薬様のシステム構成イメージ

● 担当者コメント弊社は、「Lync Server/Exchange/SharePoint/DynamicsCRM/SQL BI」などマイクロソフト基盤を活用し、企業や社員個々人が戦略的に情報共有できるコミュニケーションプラットフォームを提供しております。参天製薬様にも、その一環としてLync Server導入のご支援をさせていただきました。今後も弊社のノウハウや技術力で、参天製薬様のワークスタイルに合わせたご提案をさせていただきます。

株式会社CSK Winテクノロジソリューション営業部西日本営業課高井 純子 氏

株式会社CSK Winテクノロジ第一事業部 開発部第三開発課 課長吉田 幸一 氏

※掲載されている製品/サービス名称、社名、ロゴマークなどは該当する各社の商標または登録商標です。

Edge 95 VCS クライアント Lync サーバ

フィンランド

Edge 95 VCSクライアント Lync サーバ

US

日本

Global WAN

VCS

クライアント SCDPM SharePoint

SX 20ADCSサーバ

フロントエンドサーバ

バックエンドサーバ(SQL)

Exchangeドメイン

コントローラー


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